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阿蘇被災地、復旧状況を報道陣に公開 復旧工事へ本格着手

西日本新聞 4/13(木) 12:10配信

 熊本県阿蘇地域振興局は12日、熊本地震の発生1年を前に、管内の被災地域の復旧状況などを報道陣に公開した。一部箇所は初公開で、被災規模が大きく、多くはこれから復旧工事に本格着手する。

⇒【画像】斜面崩落現場。崖が高さ40メートル辺りから崩れている

 阿蘇山上を経由して阿蘇市と南阿蘇村を結ぶ県道阿蘇吉田線。南阿蘇村側で山腹崩壊が大きく、山上広場から国道325号に下りる区間は現在も通行規制している。地震後の大雨の影響もあり、中腹地点では崖が約40メートルの高さから崩れ落ちている。県は本年度中の全線復旧を目指す。

 阿蘇山麓では治山事業が進む崩落箇所を見た。南阿蘇村の尻無地区で、345カ所ある治山関係現場の一つ。斜面が崩壊して大量の土砂が流れており、流出防止工事が進んでいる。

 農地の地割れ被害では、阿蘇市的石の水田で亀裂を土で埋める工事が近く始まる。表土をはぎ、新たな土を入れて表土を戻す。新たな土は山腹崩壊で生じて処分する“捨て土”を活用。復旧と並行して、農地区画を2~3倍に拡大する事業も実施する。

=2017/04/13付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:4/13(木) 12:10

西日本新聞