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乗客引きずり降ろし、航空評論家「人種差別があったのでは」

AbemaTIMES 4/13(木) 16:30配信

 アメリカの航空会社が、予約を取りすぎて座席の数が足りなくなったため、座っていた乗客を強引に引きずり降ろした事件に、ネット上で批判の声が多数あがっている。

 別の乗客が撮影した機内の様子では、叫ぶ男性の乗客が座席から強引に連れ出されている。9日、アメリカのシカゴからケンタッキー州に向かうユナイテッド機の中で起きたトラブルだ。座席の数より予約が多いオーバーブッキングになったため、ホテル代などと引き換えに便の変更に応じてくれる4人の乗客を募った。

 しかし、誰も名乗り出なかったため、コンピューターで無作為に選び、便の変更を拒否したこの男性を引きずり降ろそうとした。地元メディアによると、男性は医師だと名乗り、「翌朝に診療があるから」と断ったという。男性は強引に連れ出された際に出血を伴う怪我をした。

 動画が公開されると、対応が強引だと批判が集まった。Twitter上では「あなたたちはとても卑劣な人間だわ」「ユナイテッド航空にはもう一銭も払わない」といった批判があがっている。

 ユナイテッドの経営トップはTwitter上で謝罪し、「何が起きたのかすぐ調べ、この男性に連絡を取ろうとしている」とコメントしている。しかしその裏で、従業員向けの手紙では「乗客が喧嘩腰だった」といった旨が書かれていたことが発覚し、騒ぎは拡大している。

 この事件を受けてホワイトハウスの請願サイトには、強制退出させた真相の調査を求める投稿がされ、たった一日で規定を満たす12万件ほどの署名が集まった。

 航空評論家の秀島一生氏は、「無作為」で降りる乗客を選んだと報道されているが「実際は無作為ではなく、航空券の種類で乗客を選んでいるはずだ」と指摘。航空券の値段が、降りる乗客を選んだ際に考慮されているという。また、アジア系の男性を選んだということから「根底には人種差別があったのではないか」と推測。そもそも暴力行為は言語道断で「強制退出は法律上認められているとはいえ、これを許してしまう会社の体制が問題」だとコメントした。

(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

最終更新:4/13(木) 16:30

AbemaTIMES