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保育園、空いてるのに入れず 那覇市640人「落選」の一方で700人定員割れ

4/13(木) 7:45配信

沖縄タイムス

 那覇市の認可保育園97園のうち、過半数の50園で計701人の定員割れが起きていることが12日までに分かった。施設の保育枠に空きがある一方、4月に希望する園に入れなかった児童が640人いることも明らかになった。

 ■地域のミスマッチ

 那覇市こどもみらい課は保護者の通勤や生活圏と園の所在地のミスマッチや、保育士不足を要因に挙げる。ただ、確保すべき保育士数を「正確に把握できていない」と述べるなど、昨年4月時点で全国ワースト3位だった待機児童の解消に向けた市の姿勢が問われそうだ。

 市内の認可保育園の定員は、1日時点で8521人。認可園新設などによって前年同月比で定員は1699人増えたが、入園者は7820人にとどまった。

 ■定員割れ3割が新設園

 定員割れしている50園のうち、3割に当たる15園が4月開園の新設園で、特に3~5歳児クラスで割り込んでいる。一般的に保育ニーズが高い0~1歳児クラスでも、定員を満たしていない園がある。

 保育士不足も深刻で、同課によると人手不足で児童を受け入れできないのは49クラスある。だが、確保するべき保育士数を「正確に把握できていない」という。

 ■徐々に解消との見方

 新設17園のうち15園で定員割れしていることについて、同課は年間を通して0~2歳児の入園希望者が多く、3~5歳児は転園などが少ないことから「0~1歳で入園した児童が進級すれば、徐々に定員割れは解消する」と説明している。

 同市の待機児童数は、昨年4月時点で559人と県内最多で全国でも人口比ワースト3位。本年度、園の新築や認可化でさらに815人の定員増を計画する。市は2015年策定の計画で、本年度末までに2500人の定員増を目指すとしており、約430人の保育士が必要と試算している。

最終更新:4/15(土) 0:20
沖縄タイムス