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巨人を前進させる小林誠司の“自信”

4/13(木) 13:30配信

ベースボールキング

たしかな成長

 WBCの熱も落ち着き、いつものシーズンの戦いが進んでいるプロ野球。日本を沸かせた“ラッキーボーイ”は、定位置である東京ドームのホームベースの後ろに戻ってきた。

 巨人・小林誠司。大会期間中に残した打率.450は侍ジャパンの中でもトップの数字だったが、セ・リーグでは規定到達者のなかでワーストの.103。魔法が解けたようにバットの勢いは失われてしまっているが、成長を感じるという声は少なくない。

 「自身を持ってやっている」と評したのはDeNAのアレックス・ラミレス監督。敵将から見ても、WBCという大舞台を経て帰ってきた男の存在感は際立っているという。

 大きく変わったのはリード面。一朝一夕で成長を体現できるものではないが、意識の変化はすぐに現れる。昨年まで「外角・変化球」中心の配球だったのが、今年は「内角・直球」を有効に使えるようになった。臆することのない強気のリードがストライク先行の投球を呼び込み、投手のリズム、そしてチーム全体のリズムを良くしている。

 開幕3カード目までの成績を見ても、昨季が9試合で防御率3.07(失点30/自責29)だったのが、今季は8試合で防御率2.57(失点22/自責20)まで改良。今季はその8試合のうち、先発投手がクオリティ・スタート(=QS/6回以上・自責点3以内)を達成できなかったのは1試合だけだった。


 また、リード以外の面でもプラスをもたらしていることがある。それが阿部慎之助の復活だ。

 昨季はどうなるか分からない起用法の中でもがき苦しんだ主砲だったが、今年は正捕手として小林が君臨。これで本当の意味で“一塁専念”となった男は、ここまでリーグ二冠の5本塁打・15打点という大暴れを見せている。

 小林の成長が阿部の打撃復活に繋がった...とは言い切れないかもしれないが、ひとつ不安のタネが解消されたのは間違いない。これも2017年の巨人にとって大きなポイントとなっている。

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