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夜間銃猟でシカ54匹捕獲 和歌山県

4/13(木) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県は12日、全国で初めて導入し、2年目となる2016年度ニホンジカ夜間銃猟について、県内6地区で計54匹を捕獲したと発表した。目標の120匹(1地区20匹)には届かなかったが、前年度の6匹より大幅に増えた。県農業環境・鳥獣害対策室は「目標に達しなかったが、新たな課題が見えたので、捕獲精度を上げるなど改善を加えていきたい」という。

 夜間銃猟は県が県猟友会に委託。安全講習を受け、技術試験に合格した猟師が、2月下旬から1カ月の指定日に6地区計30回出猟した。

 地区ごとの捕獲数は、田辺市龍神村北東地区で15匹、同市中辺路町水上地区で2匹、同市本宮町三越地区で10匹、古座川町池野山地区で15匹、日高町原谷地区で10匹、紀美野町旧美里地区で2匹だった。事故や危険な事案などはなかった。

 シカの夜間銃猟は、農林業や生態系に深刻な影響を与えているのを受け、新たな捕獲方法を確立しようと、県が15年度に全国で初めて導入した。夜間は特に安全性の徹底が必要だが、シカの警戒心が緩む利点があるという。

 初年度は3地区で実施し、田辺市中辺路町水上地区で2匹、すさみ町江住地区で4匹捕獲、古座川町西川地区では実績がなく、目標の1カ所20匹を大きく下回った。

 これを受け、16年度は実施地区数を初年度の2倍にしたほか、実施時間も2時間延長し、午後10時までにした。また、シカと出合う機会を増やすため、餌場付近でシカを待つ形から、車で複数の餌場を巡回する方法に効率化。餌場は地区に1カ所だったが、多い所で27カ所に増やした。

最終更新:4/13(木) 17:01
紀伊民報

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