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オール石川で工芸の祭典 10、11月に21世紀鷹峯フォーラム

4/13(木) 1:39配信

北國新聞社

 10月6日から11月26日に金沢市内で開催される工芸の祭典「21世紀鷹峯(たかがみね)フォーラム石川・金沢」(北國新聞社特別協力)の第1回連携会議は12日、同市の石川県立美術館で開かれ、本社など産学官12機関でつくる実行委員会のメンバーが開催概要を確認した。展示会や制作体験など多彩なイベントを繰り広げ、会期末の国際会議で工芸の未来を話し合う。県内から広く参加団体を募り、オール石川で盛り上げる。

 県立美術館では期間中、加賀藩5代藩主、前田綱紀が収集した工芸標本集「百(ひゃっ)工比照(こうひしょう)」や県内の文化財などを展示する。フォーラムは伝統と現代の対比が特色の一つとなり、金沢美大は「平成の百工比照」事業で収集した国内各地の工芸見本を公開する。

 しいのき迎賓館では、金沢市や金沢クラフトビジネス創造機構が「KOGEIフェスタ!」を企画し、工芸ファンの裾野拡大へ制作体験を催す。本社は金沢城・兼六園大茶会や、着物で街を散策するイベント「金澤きもの小町」を実施する。実行委はさまざまな団体に参加を呼び掛け、期間中のイベントを充実させる。

 11月26日にいしかわ総合スポーツセンターで開く国際会議は、有識者や作家、行政機関、産業界などから約800人の参加を予定する。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、工芸による観光振興のあり方を考え、工芸にまつわる言葉の英訳ガイドラインを紹介し、「石川・金沢提言」を発表する。

 21世紀鷹峯フォーラムは2015年に京都で第1回、16年は東京で第2回が開かれた。文化庁の補助を受けた3年計画の事業で、最終年度は多彩な工芸が集積する金沢で開催する。名称は茶や書に通じた本阿弥光悦が江戸初期に移り住んだ京都・洛北の鷹峯にちなむ。

 「100年後の工芸のために普及啓発実行委員会」などが主催する。会議の席上、会長の嶋崎丞県立美術館長は「盛大なフォーラムにしたい」と意欲を示した。副会長で元文化庁長官の林田英樹ザ・クリエイション・オブ・ジャパン代表理事もあいさつした。

北國新聞社

最終更新:4/13(木) 1:39
北國新聞社