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羊膜シート工場完成 アムノス、米国で販売目指す

4/13(木) 1:34配信

北國新聞社

 富大と民間企業2社でつくる再生医療ベンチャーのアムノス(富山県朝日町)が同町草野で建設していた富山工場が完成し、12日に落成式が行われた。妊婦の子宮内で胎児を包む羊膜を活用した乾燥シートを8月から製造する。2年以内に米国で販売を目指す。

 富山工場は2階建て、延べ床面積485平方メートル。高性能のクリーン設備を備えた。総事業費は5億円。

 同社によると、羊膜は細胞の再生を助け、早める働きがあり、角膜や脳の硬膜の修復、舌がんの治療や中耳炎の手術など、幅広い医療分野で活用を見込む。羊膜は保存が難しく、通常は分娩(ぶんべん)後に廃棄されるが、富大大学院医学薬学研究部(医学)の二階堂敏雄教授らが、再生を助ける機能を失わずに乾燥させる技術を確立した。

 羊膜は現在、関東や北陸の病院から提供を受ける方向で調整している。事業は日本医療研究開発機構(AMED)の採択を受けた。式でアムノスの田中淳社長は「一刻も早く製品化し、世界の医療に貢献したい」と話した。石井隆一知事らが祝辞を述べた。

北國新聞社

最終更新:4/13(木) 1:34
北國新聞社