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能登丼どんどん上昇 昨年度売り上げ、当初の2倍

4/13(木) 1:39配信

北國新聞社

 今年で誕生10周年を迎える「能登丼」の2016年度(16年7月~17年6月末)の年間売り上げが、過去最高の1億7千万円に達する見通しとなった。奥能登の各店で提供が始まった当初の2倍以上となる。全国のイベント出展など地道な広報活動で観光客への認知度を高めたことが奏功したとみられ、能登丼事業協同組合(事務局・穴水町)は新メニュー開発や弁当の提供でファン獲得を目指す。

 能登丼は07年12月、県や奥能登2市2町などでつくる奥能登ウェルカムプロジェクト推進協議会が、奥能登の食文化を発信し、能登半島地震で離れた客足を取り戻すために2市2町の飲食店54店で提供が始まった。食材から食器まで能登産にこだわるルールや、新鮮な魚介、野菜、能登牛(うし)など能登の食の魅力を詰め込んだ象徴的な料理として、観光客の人気を呼び始めた。

 10年には能登丼の販売店舗で能登丼事業協同組合が結成され、全国の食イベントへのほか、年間30回程度のデパート催事への出展、北陸新幹線沿線の道の駅でのPR活動を進めた。その結果、07年12月から08年6月には2621万円、08年度は年間で7586万円となった。

 その後は9千万円~1億2千万円程度で推移し、北陸新幹線開業やNHK連続テレビ小説「まれ」放映などが重なった15年度は1億6116万円に急伸した。今年度は、3月末で1億5千万円を超え、大型連休でさらに売り上げが伸びる見通しである。

 組合によると、加盟店は64店を数えたこともあったが、後継者不足などもあり、現在は52店舗となっている。組合では今年、団体ツアー客向けの「能登丼弁当」の提供を始めたほか、四季折々の新メニュー開発を進める。組合の島田隆雄事務局長(57)は「どこにも負けないグルメとして能登丼をアピールし、能登全体の活性化につなげたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/13(木) 1:39
北國新聞社