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動画掲載、再生と登録者数 いばキラTV、全国「3冠」

茨城新聞クロスアイ 4/14(金) 4:00配信

動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」に掲載されている47都道府県のPR動画のうち、本県のインターネット動画サイト「いばキラTV」が、掲載と再生、ファン(チャンネル登録者)の各件数いずれも全国一の「3冠」となっている。県は「動画を作るだけでなく、今後は会員制交流サイト(SNS)を活用して見せる仕掛けもしていきたい」と、動画の活用の幅を広げるなどして、本県の魅力をアピールしていく方針。

県広報広聴課によると、同TVの掲載数は9768本、再生数は約2900万回、チャンネル登録者数は4万2837人(11日現在、同課調べ)。いずれも2位以下を2~4倍近く引き離し、ダントツの1位となっている。

民間調査会社による都道府県魅力度ランキングで4年連続最下位の本県だが、ネット動画の接触機会は飛び抜けて高い。同課の担当者が、視察に訪れた神奈川県や東京都の職員にノウハウを伝えるなど、自治体の動画配信をリードする存在になりつつあるという。

いばキラTVは2012年10月、全国で唯一ローカルテレビ局がない本県の情報発信手段として開設。当初はテレビの補完的な存在を目指し、スタジオからのライブやトーク、ニュース番組などを番組表に従い生配信するのが中心だった。

しかし、生配信の視聴数は伸び悩み、見たい番組を随時選べるオンデマンドに徐々に編成を切り替えた。国の緊急雇用対策事業が打ち切られ、16年度からはオンデマンドに特化したところ、アクセスが増え「3冠」達成につながった。

再生数を伸ばす工夫は難しく、番組作りは手探りの部分も多いという。堅い話題のがん検診受診促進は、人気ご当地キャラ「ねば~る君」を登場させたところ再生数が15万回に上った。一方で、国際観光誘致を図ろうと県内市町村の美しい景色を紹介した動画は伸び悩んだ。視聴者層は当初、30歳代が中心だったが、現在は10~20歳代の若者層が3分の1を占める。

2月からは、笠間市出身のプロゴルファーで米女子ツアーに参戦している畑岡奈紗選手の動静を、有料衛星放送のWOWOWと提携して配信するなど、外部との連携も強めている。

取出新吾県広報監は「ネット動画は行政情報に興味のない若年層も見てくれる。可能性を秘めているが、秒単位で『視聴率』が分かるシビアな世界。見てもらえるよう工夫し、茨城の良さを伝えていきたい」と話している。 (黒崎哲夫)

茨城新聞社

最終更新:4/14(金) 4:04

茨城新聞クロスアイ