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静岡市、公募の4コマ漫画で自殺予防活動強化 「命の大切さ」切々と

産経新聞 4/14(金) 7:55配信

 静岡市内での自殺者は平成16年をピークに減少傾向を示しているものの、昨年は上昇した。市は27年に自殺対策キャラクターとして「いきるん」を公募で決定。命の大切さを訴える啓発活動を行っている。28年には「いきるん」をテーマとした4コマ漫画を募集し、命の大切さを啓発する活動を強化している。

 ◆「いきるん」テーマに

 市によると市内の自殺者は10年以降、16年の180人をピークに年々減少、27年は136人まで減ったが、28年は147人に増えた。市では防止対策を目的とし「生きる!を支える」をスローガンに掲げ、施策を実施。「いきるん」は市民からの公募によって誕生した。

 「いきるん」を活用した取り組みの一環が4コマ漫画の募集。親しみのある漫画を通して命の大切さを表現してもうおうというもので、「いきるん」をテーマに8歳の児童から30代までの市民らから79作品の応募があった。

 ◆「自分は一人じゃない」

 最優秀賞に選ばれたのは市内の高校生、戸塚勇成さんの作品。かつていじめられた経験を持ち、周りの友人たちから勇気の出るような言葉で励ましを受け立ち直ったという内容。

 戸塚さんは「自分は一人じゃないということを知ってもらいたい。この作品が少しでも誰かの支えになれば」と話している。

 このほかの作品も親しみのある内容となっているのが特徴。「いきるん」を抱きしめながら自分は一人じゃないということを訴えかける利根川可奈子さんの作品や、小学4年の小林芽生さんの作品などが優秀賞として選ばれている。

 漫画は入賞作品集として冊子として配布されているほか、市の自殺対策ホームページでも閲覧することができる。市の担当者は「漫画を通して命の大切さや身近な人と支え合う意識が深まってもらえれば」と期待を寄せている。

 冊子などに関する問い合わせは市精神保健福祉課(電)054・249・3179。

最終更新:4/14(金) 7:55

産経新聞