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ダルビッシュ今季初勝利 7回5安打0封!圧巻10K

東スポWeb 4/14(金) 12:00配信

【カリフォルニア州アナハイム13日(日本時間14日)発】三度目の正直だ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)は敵地でのエンゼルス戦に先発し、7回を5安打無失点、10三振を奪い今季初勝利(1敗)を挙げた。序盤は制球が定まらず苦しんだが、MAX156キロのフォーシームを軸に回を重ねるごとに安定。切れのあるスライダー、カットボールでエンゼルス打線に的を絞らせなかった。

 7回二死、9番ペレスが初球、150キロのフォーシームを中堅に打ち上げた。中堅・ゴメスがグラブに収めるのを見届けるとダルビッシュはグラブをポンと叩き、胸を張ってマウンドを降りた。ベンチに戻るとチームメートとハイタッチ。ブロケール投手コーチとハグを交わすと笑みがこぼれた。

 序盤は制球に苦しんだ。初回、先頭エスコバルから150キロのフォーシームで空振り三振を奪い好スタートを切った。しかし、続くカルフーンに初球を右前に運ばれ、3番トラウトはフルカウントから四球で歩かせた。4番プホルスの三ゴロの間に走者はそれぞれ進塁。5番シモンズを遊ゴロに仕留め、得点は許さなかった。

 2回は先頭を四球で歩かせたが、7番マルテは右飛。8番エスピノザの初球に二盗されたが、カーブで空振り三振。9番ペレスの初球、ツーシームを力んで叩きつける暴投で走者は三塁へ。しかし、外角低めのフォーシームで見送り三振に仕留めた。3回は先頭から2者連続空振り三振。しかし、3番トラウトはカウント2―2からの7球目、156キロのフォーシームを投手返し。ダルビッシュは体をひねってよけようとしたが、背中に当たった。投手コーチ、トレーナーが心配そうにマウンドに来たが、そのまま続投。トラウトに二盗されたが、4番プホルスは遊飛に打ち取った。毎回得点圏に走者を背負いながらも無失点だったが、実に58球を要した。

 ところが、4回から変化球を軸に変えると投球が安定する。4回は先頭打者を2球で二飛に打ち取ると2者連続三球三振と8球で終えた。5回は先頭エスピノザに左前打されたが、9番ペレスをスライダーで空振り三振、1番エスコバルは遊ゴロ。走者は二塁に進んだが、2番カルフーンからはまたしてもスライダーで空振り三振を奪った。

 6回は先頭トラウトに左前打されたが、4番プホルスからスライダーでこの日10個目の三振を奪った。5番シモンズに右前打され一死一、三塁とされるが、6番メイビンをカットボールで二ゴロ併殺打。これでお役御免と思われたが、7回も続投。7球で三者凡退に片付けた。

 初回に先頭打者弾で先制するなど3回までに5点を奪う打線の援護もあって今季初勝利を手にした。これでエンゼルス戦は8勝目(2敗)、敵地エンゼル・スタジアムでも6勝目(2敗)となった。完全に試合を支配したとはいえないが、その片鱗は随所に見せた。

 多くの米メディアが今季のア・リーグのサイ・ヤング賞の有力候補に挙げているようにダルビッシュの力はこんなものではない。1勝したことで肩の力は抜けただろう。次は相手打線を圧倒する投球が見たい。

最終更新:4/14(金) 12:37

東スポWeb