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宇宙のアーム遠隔操作 JAXA、つくばから400キロ

茨城新聞クロスアイ 4/14(金) 13:00配信

つくば市千現の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターは13日、宇宙空間のロボットアームを同所から遠隔操作する様子を公開した。国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の船外施設に実験装置を取り付ける作業。約400キロ離れたきぼうで作業が成功すると、拍手と歓声に包まれた。

取り付けられたのは、人工衛星などに使う材料を宇宙空間に長期間さらすことで、材質などに変化が生じないか調べる装置「簡易曝露実験装置(ExHAM=エックスハム)」。作業は同センター内の「きぼう運用管制室」で、約10人の管制官が行った。

エックスハムは高さ約27センチの箱形。ロボットアームを使い、きぼう内から取り出し、船外施設に取り付けた。公開された作業時間は約2分ほどだが、取り出しからの作業全体では4時間ほどかかったという。成功すると、管制室は拍手と歓声に包まれた。

エックスハムを使う作業は2015年4月に始まった。4度目の今回は、トルコ政府が将来、衛星通信に使うため「マイクロ波増幅器」を宇宙空間にさらし、異常が起こらないか実験する。約1年後に回収し、地上に持ち帰って分析する。

トルコ大使館のメリチ特命全権大使が管制室の外から作業を見守り、JAXA有人宇宙技術センター長の若田光一さんや同所の宇宙飛行士、油井亀美也さんが英語でメリチ大使に作業状況を説明した。

作業を見届けたメリチ大使は「トルコと日本の友好は、地球を超え、宇宙に広がった」と感謝した。 (高阿田総司)

茨城新聞社

最終更新:4/14(金) 13:01

茨城新聞クロスアイ