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<愛媛県警>嘱託警察犬に四国初の雑種 「人懐っこい性格」

毎日新聞 4/14(金) 8:47配信

 普段は民間で飼育され、捜査や救助の必要に応じて出動する愛媛県警の嘱託警察犬に、雑種犬が初めて選ばれた。県警は2013年度から、シェパードやラブラドルレトリバーなどの大型犬以外にも犬種を広げており、昨年度からは小型犬も初めて加わった。ともに警察署で今年度の嘱託書が交付され、並外れた臭覚を生かした活躍が期待されている。【木島諒子、松倉展人】

 県警によると、今年度の県内の嘱託警察犬は18頭。

 四国でも初となる雑種犬の嘱託警察犬となったのは、松山市の会社員男性の飼い犬「チビ」(雌、2歳)。11日に松山南署で嘱託書が交付され、加藤泰署長から「科学捜査で、人間の数千倍から1億倍の臭覚をもつ警察犬の活躍は期待される」と激励を受けた。

 チビは人懐っこい性格で、男性の家族が営む美容室の看板犬。多忙や留守のときに訓練士の三好一彦さん(40)に預かってもらっていたが、ボール遊びでの機敏な動きや「勘の良さ」を見た三好さんの勧めで、15年から警察犬になるための訓練を始めたという。

 1年後の16年にあった審査会で即合格。三好さんは「雑種犬でも能力はまったく劣らない。雑種犬がなることで警察犬をもっと身近に感じてもらえるのではないか。ぜひ活躍してほしい」と期待している。

 一方、小型犬で昨年度から嘱託警察犬に選ばれたのは、ミニチュアシュナウザー種の「レオン・オブ・プリンセス・リン・JP」(雄、4歳)。今治署で10日にあった今年度の嘱託書交付式で、竹田丈二署長は「DNA鑑定が進んでも、臭覚では警察犬が頼り」とあいさつした。

 飼い主で今治市の医療法人理事、青井加奈子さん(59)は取材に「やんちゃで甘えん坊ですが、(警察犬の)訓練は大好き。お役に立つことができれば」と期待を込めた。

最終更新:4/14(金) 10:25

毎日新聞