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一部不通の南阿蘇鉄道で「ロバート馬場駅弁」…熊本地震から1年

レスポンス 4/14(金) 16:58配信

熊本県の第三セクター・南阿蘇鉄道が運営する高森線の南阿蘇白川水源駅(南阿蘇村)でこのほど、お笑いグループ「ロバート」の馬場裕之さんらが考案したオリジナル駅弁の販売が始まった。1年前の熊本地震の影響で一部運休が続く高森線の復旧を支援する。

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南阿蘇村の発表によると、オリジナル駅弁は地元産の赤牛の肉や高菜などを使った「たっぷり赤牛 牛めし弁当」(1300円)。馬場さんや地元の農家、高森高校の生徒らが南阿蘇村の牧場などを巡りながら考案した。5月7日までの土・日曜日に限り、南阿蘇白川水源駅舎の喫茶店で販売される。売上げの一部は南阿蘇鉄道復旧義援金に寄付される。

高森線は阿蘇山のカルデラ内に敷設された、立野(南阿蘇村)~高森(高森町)間17.7kmの鉄道路線。1928年2月に国鉄線として開業した。国鉄の経営悪化に伴い、1986年4月からは地元出資の南阿蘇鉄道が運営している。

2016年4月の熊本地震では、線路内への土砂流入や橋りょうの変状、トンネル内壁の崩落など甚大な被害が発生。全区間が運休となった。同年7月からは被害が少なかった中松~高森間のみ運転を再開したが、現在も全体の7割近い立野~中松間の運休が続く。復旧費用は概算で約30~50億円。南阿蘇鉄道の年間売上高の数十倍に及ぶことから、復旧のめどは立っていない。沿線自治体は復旧費用の全面的な支援を国に要請している。

一方、1日の平均通過人員(旅客輸送密度)は国鉄時代の1977~1979年度が1093人だったのに対し、地震前の2014年度は半分以下の520人に落ち込んでいる。仮に公設民営の上下分離経営を導入しても、持続的な運営は厳しいレベルだ。

駅弁を考案した馬場さんは「自分が地震の前に行った南阿蘇とは全く違う風景になっていて、とてもショックを受けました」「まだまだ時間はかかると思いますが、南阿蘇村、南阿蘇鉄道全線復旧目指して自分に出来る事で協力していければ」などとコメント。南阿蘇村は「今後も様々な活動を通じて1日でも早く全線復旧を目指していきたいと思います」としている。

《レスポンス 草町義和》

最終更新:4/14(金) 16:58

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