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【巨人】守護神6失点、頼みのカミネロまで神られた!「もうちょっと抑えないと」

スポーツ報知 4/14(金) 6:06配信

◆巨人5―11広島(13日・東京ド―ム)

 巨人が、広島に屈辱の3戦連続逆転負けを喫して4連敗。阪神に抜かれ3位に転落した。1点リードの9回、カミネロがまさかの6失点で来日初黒星。初回に4点ビハインドとなったが、マギーの日本球界復帰後初本塁打となる2ランなどで追いつき、5回には阿部の適時打で一時勝ち越し。2回途中から今季初登板の高木勇が5回2/3を無安打に封じて流れをつかんだが、守護神が代打・松山に同点弾、丸に勝ち越しの2点打を浴びるなど大炎上。広島は昨年6月以来の10連勝となった。

 場内の悲鳴は、時間がたつにつれて、ため息へと変わっていった。守護神・カミネロへの声なのか、広島打線の爆発的な攻撃力に感心したのか…。いずれにせよ9回、スコアボードには「7」の数字がともった。試合直後の由伸監督は、冷静に現状を見つめた。

 「何とかね、逆転して形はつくれたけどね。もう、どうしようもないよね。点を取られすぎているのが全てだと思う」

 頼みのカミネロが“神られた”。初めて1点差で上った9回、先頭の代打・松山に右翼席へ同点弾を食らった。気落ちしたまま、田中には四球。この日のMAX160キロを計時しながらも、スピードガンほどの威力はなかった。続く菊池は一塁側へ送りバントも、捕りにいった守護神はボールを足に当て、一塁カメラマン席まで転々とした。二、三塁。そこから3安打を浴びて計6失点。2死一、三塁としたところでマウンドを後にした。

 160キロ超の真っすぐを武器に来日。当初の課題は制球力といわれていた。が、キャンプ、オープン戦を通じて「意外にコントロールがいい。クイックも速いし」と由伸監督の評価も高かった。昨年のセーブ王・沢村を右肩痛で欠いたが穴は埋まった。だが、一方で他球団スコアラーの間では「球は速いが空振りするまでではない」との意見も出ていた。もちろん、広島側にもそのデータはある。同点弾を放った松山は内角寄りの、真っすぐだった。

 東京Dで広島に3連敗は、15年8月7~9日以来2年ぶりの屈辱となった。1、2戦は中継ぎに苦しみ、この日は先発・吉川光が初回に打者10人で4点を献上。カミネロも不安を露呈した。指揮官は「今はポジションを任せているので、そこでこうなったのでしょうがない。そういう形が勝ちパターンだから」と責めることはなかったが、チームはこの3戦で計37安打を浴び、29失点。チーム防御率はリーグワーストの4・08になった。「もうちょっと抑えないと、なかなか勝負は難しくなるよね」と由伸監督も浮かない表情だ。

 少しだけ、光も差した。12日に昇格した宮国が成長の跡を見せ、この日は2番手の高木勇が5回2/3を無安打無失点と好投。8回の盤石なマシソンにつなぐ「7回の男」をこの2人で埋められる公算が立った。指揮官も「それも含めていろいろね。でも始まったばかりだから」とリリーバーの役割再編を示唆した。

 打線は3戦26安打16得点と広島に負けないほど活発だ。選手層も厚く課題は明白なだけに、そう落胆する必要もない。

(水井 基博)

最終更新:4/14(金) 23:36

スポーツ報知