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【広島】神逆転!驚異の粘りで巨人うっちゃり

スポーツ報知 4/14(金) 6:05配信

◆巨人5―11広島(13日・東京ド―ム)

 驚異の粘り強さで、豪快に巨人をうっちゃった。1点を追う9回、先頭の代打・松山が初球の直球を振り抜くと、打球は低い弾道で右翼席へ突き刺さった。「ベンチ裏でしっかりイメージを作っていた。コンパクトに強い打球が打てました」。東京ドームを包むため息を合図に、勢いが止まらない打線が、動揺するカミネロを一気に攻め立てた。

 松山は今季11打席目での初安打が値千金の同点ソロ。緒方監督も「悔しさが募っていただろう。今日の殊勲者は松山」と称賛した一発が、2回以降眠っていた打線を目覚めさせた。丸の勝ち越し2点打など一挙7点。昨年6月の“神進撃”11連勝を彷彿(ほうふつ)とさせる、引き分けを挟んでの10連勝。両リーグ10勝一番乗り。12試合での10勝到達は、84年の11試合に次ぐ球団史上2位タイの“超開幕ダッシュ”に成功した。

 松山は、昨オフから4番取りを口に出して誓っていた。しかしオープン戦から調子が上がらず、開幕からスタメン出場はわずかに2試合。前日(12日)まで10打席ノーヒット。試合前の打撃練習では東出打撃コーチの密着指導を受けながら、力強い打球を右翼方向へ連発していた。「正直、ちょっと苦しかったので、本当に良かったです」。丸い顔をゆがめて笑った。

 ニックネームはアンパンマン。チームメートからは「まっちゃん」と呼ばれる愛されキャラ。勝ち越し打の丸は年下ながら「まっちゃんが苦しい中で大仕事をしてくれた。苦しみながら練習してるのも見ていたんで、余計にうれしかったです」と自分の事のように喜んだ。一発を打てば昨年から9連勝の松山は「普段通り助けてもらった。勝ちにつなげてみんなに感謝です」と頭を下げた。

 揺るぎないチームの一体感で巨人から同一カード3連勝。初戦でエース菅野を打って、ストッパーも沈めた勝利。首位攻防戦で大きなダメージを与えた。緒方監督は「相手の勝ちパターンをひっくり返す打線の強さが出ている」とうなずいた。ファンの思いも同じ。進撃のカープが早くも独走態勢に入った。(角野 敬介)

最終更新:4/14(金) 23:36

スポーツ報知