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篠山の食を次世代に 講座10周年記念し郷土料理のレシピ本発行

産経新聞 4/14(金) 7:55配信

 篠山市内の家庭の食卓に上る郷土料理を集めたレシピ本「よろしゅう おあがり」が、同市から発行された。市立中央公民館の料理講座10周年を記念した集大成で、現代風にアレンジした献立も盛り込み、“味覚”でふるさとへの愛着を刺激している。

 「郷土味学講座」で、伝承と創造のコースを設け、これまでに700人以上が学んでいる。レシピ本には講師を務めるともに主婦の同市長安寺、森本淑子さん(80)と同市大山宮の田中のぶ子さん(75)が受講生らに伝えてきた料理から57品目を厳選して掲載した。

 四季折々の献立をカラー写真とともに紹介しており、春には「山菜の炊きおこわ」、夏には「なす飯」、秋には「とふめし」、冬には「黒大豆の田舎煮」などが並ぶ。付録のDVD(38分間)には、「いもころごはん」や「猪汁」など5品の作り方を動画で収録した。撮影には丹波焼の器や丹波木綿の敷物を使い、郷土色あふれる構成で彩られている。

 食材を工夫し、揚げ物やグラタンなど子供たちが好む創作メニューも豊富で、2人は「次世代に篠山の食を伝えてほしい」と期待。同公民館は「郷土料理の教科書。篠山の“母の味”をまとめた。多くの人に利用してほしい」としている。

 A4判、64ページで1千冊を発行。1部1300円(税込)。市内各公民館で販売している。問い合わせは中央公民館(電)079・594・1180。

最終更新:4/14(金) 7:55

産経新聞