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<熊本地震1年>復興特需は先食い側面も 日銀支店指摘

毎日新聞 4/14(金) 19:29配信

 日銀熊本支店は、熊本地震関連の「特別レポート」を発表した。熊本県内の経済情勢について「わずか1年という期間を踏まえると、マクロ経済の回復は総じて順調であったと評価される」とした。ただ、復旧・復興の担い手確保を最大の課題に挙げ、現在の復興特需は需要の先食いの側面もあると指摘して対応策を求めた。

 「レポート」は、地震後の景気について復旧・復興需要が顕在化したことで「秋口から持ち直しに転じ、冬場に回復局面になった」と振り返った。先行きについては投資が景気を下支えすることから「息の長い回復が続く」と予想した。

 また、復旧・復興の担い手確保について「震災特需が落ち着いた段階でも、人手不足は解消する可能性は低い」と指摘した。懸念すべき点としては阿蘇の観光産業の回復の遅れや若年層の人口流出などを提示。「復興需要への対応と同時に、先を見据えた経営戦略を策定することが求められる」とした。【神崎修一】

最終更新:4/14(金) 19:29

毎日新聞