ここから本文です

<女子ゴルフ>上田桃子が首位発進 19歳永井花奈ら2位

毎日新聞 4/14(金) 20:02配信

 女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディース(熊本空港CC=6452ヤード、パー72)第1日は14日、熊本県出身の上田桃子が3バーディー、ノーボギーの69で回り、3アンダーで単独トップに立った。2打差の2位に、19歳の永井花奈と21歳の永峰咲希が続いた。3週間ぶりの国内ツアーになったイ・ボミ(韓国)ら9人がイーブンパーの4位につけた。熊本勢では、一ノ瀬優希が1オーバーの13位、3年ぶり出場の不動裕理が2オーバーの28位。笠りつ子は7オーバーの86位、有村智恵は9オーバーの97位と大きく出遅れた。

 昨年は熊本地震の影響で第1ラウンドから中止となり、今年が2年ぶりの開催となった。

 ◇「熊本の人のほうがきついのだから」

 見せ場は前半最後の9番(パー5)だった。上田の2打目、3打目は、グリーン方向に木が立ちはだかるピンチ。しかし、「何があっても下を向かない」と臨んだ今大会で、右へ左へと巧みに曲げてパーセーブ。「キーホールだった」と振り返る難所をしのぎ、出場選手で唯一のボギーなしで首位に立った。

 熊本地震からちょうど1年。熊本市出身の上田は特別な思いでコースを回った。疲れがあって調子は上がらない中で、「熊本の人のほうがきついのだから」と前日はラウンド後も3時間、スイングの修正に努めた。この日は地元ファンも後押しとなり、「声援が大きかった。地元の力も見えないところにあったかな」とはにかんだ。

 昨年の地震発生後、上田は「熊本にいいニュースを届けたい」という思いを募らせた。だが、ゴルフの調子は上がらず、「気持ちだけで結果が出るレベルではなかった」と振り返る。

 ツアー通算11勝の上田も2014年11月を最後に優勝から遠ざかっている。「きょうは良かったが、あした、あさってと切り替えていく」。9番のピンチであきらめなかった気持ちを持ち続けて、優勝を熊本に届けようとしている。【吉見裕都】

 ◇有村「楽なところなかった」

 熊本出身の有村は7ボギー、1ダブルボギーと大きく崩れ、「楽なショット、パットは一つもなかった」と声を落とした。グリーンそばからのアプローチが寄らなかったり、2メートルのバーディーパットを外したりと、初日に好スタートが切れない今年の課題が露呈した。地震で被害を受けた故郷を思い、米国から国内ツアーに復帰し、今大会にかける思いは人一倍強い。有村は「良いところを見せられるように頑張る」と顔を上げた。

 ◇選手ひとこと

 イ・ボミ (4位)楽しかった。久しぶりに良いプレーができた。(熊本地震から1年で)もっと良いプレーできれば、皆さんを元気にできると思う。

 不動裕理 (28位)後半は行ってはいけないところにボールが行ってしまった。18番のバーディーでテンションが上がった。

 永峰咲希 (2位)前半は思ったところに打てた。優勝争いは自信なくやっていたが、最近は落ち着いて打てている。

 永井花奈 (2位)速くて硬いグリーンでパットのタッチがあった。

 一ノ瀬優希 (13位)バーディー、バーディーで終われたので優勝争いに絡みたい。(熊本地震から1年で)ここに帰ってきてゴルフができるのが幸せ。

最終更新:4/14(金) 21:17

毎日新聞