ここから本文です

<日米ACSA>賛成多数で承認 自衛隊と米軍が融通協定

毎日新聞 4/14(金) 20:58配信

 自衛隊と米軍が物資や役務などを融通し合う改定日米物品役務相互提供協定(ACSA)は14日参院本会議で、賛成多数で承認された。日豪の改定ACSA、日英ACSAも同時に承認された。政府はフランス、カナダともACSA締結へ向け交渉中で、ニュージーランドとも研究を検討することを確認。今後も締結国を拡大する構えだ。

 ACSAは自衛隊と他国軍が食料や水、燃料などの物資、輸送・保管などの役務を提供し合う手続きの規定。他国軍との後方支援に関する取り決めで、安全保障面の連携を強化するものだ。改定日米ACSAでは、日本に直接的な攻撃がなくても米軍への弾薬提供が可能になった。

 これに対し、野党側は「日本が提供した弾薬が第三国へ移転されるのではないか」などと懸念。安倍晋三首相は国会審議で、弾薬提供は「緊急の必要性が極めて高い状況下のみを想定している」と抑制的な対応を強調し、他国部隊員らの生命・身体を保護するための拳銃や機関銃の弾薬提供に限定する考えを示した。また提供の是非の判断には、現場の部隊だけでなく防衛相が関与すると明言した。

 改定日米ACSAでは、昨年3月に施行した安全保障関連法に基づき、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」▽日本の平和と安全に重要な影響を与える「重要影響事態」などでも、物品・役務の提供が可能となった。【木下訓明】

最終更新:4/14(金) 20:58

毎日新聞