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北朝鮮へ警戒強める=金主席生誕日前に―政府

時事通信 4/14(金) 19:51配信

 北朝鮮の故金日成主席生誕日を15日に控え、日本政府は北朝鮮の挑発行動に警戒を強めている。

 米国と北朝鮮の緊張関係が高まる中、新たな核実験や弾道ミサイル発射に踏み出せば、不測の事態に発展しかねない危険がはらむ。

 安倍晋三首相は14日、熊本市の陸上自衛隊駐屯地での訓示で、北朝鮮の核・ミサイル開発が深刻な段階にあると指摘した上で、「日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。これが現実だ」と自覚を促した。

 4月は25日の朝鮮人民軍創建記念日と併せ、軍事パレードなどで国威発揚を図る行事が続く。昨年の15日も中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルが初めて試射された。

 北朝鮮は、3月に4発同時発射したミサイルについて、「在日米軍基地を攻撃目標にした訓練」と明らかにしており、自衛隊関係者は、今年の金主席生誕日などについても「(日本を射程に入れる)スカッドERやノドンを撃ってきてもおかしくない」との見方を示す。

 日米両政府は、北朝鮮の挑発行動を阻止しようと圧力を強めている。海上自衛隊は朝鮮半島近海に向け北上中の米原子力空母カール・ビンソンと近く共同訓練を行い、ヘリの着艦やフォーメーションなど各種戦術を確認する。

 また、日本政府は、北朝鮮のミサイル発射に即応するため、破壊措置命令を「常時発令」に切り替えて更新し続けており、実際に発射されれば、米国、韓国と即座に情報を共有。領土、領海に入れば、直ちに迎撃する態勢だ。 

最終更新:4/14(金) 20:03

時事通信