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<熊本地震1年>連続した激震、傷痕は深く 今も…

毎日新聞 4/14(金) 22:50配信

 熊本県内で連続した激震の傷痕は深く、1年たった今も各地に爪痕を残している。

 宇土市の市役所庁舎は4階部分が押しつぶされるなど大きく損傷した。1965年の建築で新耐震基準を満たしておらず、防災拠点となるべき自治体庁舎の無残な姿は耐震化の遅れを印象づけた。解体工事は今年3月までに終わり、一時的に駐車場として使われている。新庁舎はこの場所か近くの公園を候補に計画され、完成は4年ほど先の見込みだ。

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 阿蘇市の阿蘇神社は国の重要文化財の楼門が倒壊するなど大きな被害を受け、昨年11月から復旧工事が始まった。楼門は現在、工事用の素屋根にすっぽりと覆われ、いったん解体して部材を調べる作業が進んでいる。2022年度中の完了を目指している。

 震度7の激震に2度襲われた益城町。全住宅の約3割にあたる3000戸以上が全壊し、町並みは変わり果てた。1年後の今、町内での公費解体の進捗(しんちょく)率は約7割。解体が終わった更地も目立つようになる一方、壊れたまま手つかずでがれきが横たわる家も多い。地盤が沈下した地域では水害防止の土のうも並び、日常の風景はまだ戻っていない。【中村敦茂】

最終更新:4/15(土) 3:19

毎日新聞