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カーボーイズに続け!経験で混合ダブルス平昌狙う師弟コンビ「チーム阿部」

スポーツ報知 4/15(土) 8:03配信

 カーリングの混合ダブルス世界選手権(22日からカナダ・レスブリッジ)に出場する日本代表の阿部晋也(37)、小笠原歩(38)の「チーム阿部」が14日、札幌から開催地へと出発した。来年2月の平昌五輪で採用される新種目の混合ダブルス。日本の出場枠がかかる重要な戦いへ向け、スポーツ報知評論家でもある阿部が意気込みを語った。

 同じカナダでの男子世界選手権(4人制)で五輪出場枠をつかんだSC軽井沢クラブに続き、次は混合ダブルスのチーム阿部が厚い壁を破りにいく。「五輪出場枠を得るには、最低でもメダルが必要。まずは決勝トーナメントまで進まなければ」。険しい道のりに挑む阿部の表情に、決意がにじんだ。

 五輪に出場できるのは8チーム。昨年と今年の世界選手権で獲得したポイント合計で、開催国枠の韓国を除く7チームを決める。日本は昨年のポイントが0。今大会では3位(10ポイント)以上が求められる。過去の実績でも8強が最高の日本にとっては、高いハードルだ。

 それでも2人には「経験」という武器がある。五輪2大会(トリノ、バンクーバー)で日本代表女子監督を務めた阿部と、3大会(ソルトレークシティー、トリノ、ソチ)に出場した小笠原。旧知の“師弟”は、互いの特徴を知り尽くしている。男子と女子のドローは、リリース時の微妙な差で石の曲がり方や伸び方が全く違うというが、「彼女は安定して投げてくれるので、すんなり受け入れられた」と阿部。日本選手権(3月)の10日前に結成した即席チームでも、すぐにかみ合った。

 ともに4人制では指示を出すスキップで、(氷を掃く)スイープの機会は少なかった。ダブルスでは運動量が増えるが、阿部は札幌市内の大学施設の協力を得て筋トレに励み、スキップでは使わなかった背筋や腕回りを徹底強化。二の腕を掲げ「かなり太くなりました」。女子ばかり注目されてきたカーリングだが、男子も五輪への道を切り開き、最後は阿部の“手腕”で男女混合の枠もたぐり寄せる。(石井 睦)

 ◆阿部 晋也(あべ・しんや)1980年1月6日、常呂町(現・北見市)生まれ。37歳。6歳からカーリングを始める。網走南ケ丘高から法大に進み、中退して英ロンドンへ留学。04~11年にチーム青森の監督を務め、トリノ、バンクーバー両五輪に導いた。13年、札 幌で8季ぶりに現役復帰し、プレーを続けている。

 ◆混合ダブルスの平昌五輪への道 昨年と今年の世界選手権のポイント合計で開催国・韓国以外の7枠を決める。日本は昨年、北大(蒔苗匠馬・荒木絵理)が予選ラウンドで敗退したため、現在のポイントは0。五輪出場枠を獲得できれば、9月に改めて日本代表決定戦を行い、出場チームを決める。

最終更新:4/15(土) 8:03

スポーツ報知