ここから本文です

千葉女児殺害事件、容疑者は小学校の保護者会会長だった

スポーツ報知 4/15(土) 6:03配信

 千葉県我孫子市の排水路脇に、殺害されたベトナム国籍の小3女児、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が遺棄された事件で、県警捜査本部は14日、死体遺棄容疑でリンさん宅近くに住む自称不動産賃貸業・渋谷恭正(しぶや・やすまさ)容疑者(46)を逮捕した。県警によると黙秘している。松戸市教育委員会によると、渋谷容疑者は女児が通っていた松戸市立六実第二小学校の保護者会会長を務めていた。近隣住民によると、渋谷容疑者の2人の子も同小学校に通学しており、事件以降、女児の通学路での見守り活動に参加していた。

 排水路の橋の下でリンさんの無残な姿が発見されてから3週間。逮捕されたのは、リンさんが通う松戸市立六実第二小学校の保護者会会長を務める男だった。この日朝、自宅マンションから出てきたところを警察関係者に同行を求められた渋谷容疑者は、抵抗するそぶりをみせず、淡々とした表情で警察が用意した車に乗り込んだ。

 渋谷容疑者は、昨年から保護者会の会長に就任。2期目となる4月以降も立候補しており、周囲からは信頼を集めていた。近所の住民によると、リンさんと同じ小学校に通う男児と女児の2人がいて、「子煩悩な父親」だったという。

 松戸市教育委員会によると渋谷容疑者は登下校する子どもたちの「見守り活動」に事件前からほぼ毎日、熱心に参加していた。遺体発見以降も何食わぬ顔で見守り活動を継続。リンさんの一家の帰国費用の募金活動の旗振り役も担っていた。

 だが、渋谷容疑者はリンさんが行方不明になった先月24日の朝だけは姿を見せなかったことが判明。さらに地域で見守り活動をする男性は、渋谷容疑者が4月に入って「女児のお別れの会に参加しなかったので保護者会の人から批判された。犯人じゃないかと疑われている」と語っていたと明かした。

 複数の住民の話によると、渋谷容疑者の家族は祖父の代から現住所で暮らしており、家族はかつて運送業などを営んでいた。もともと平屋の一軒家だったが、20~30年前に賃貸マンションに改築。家主をしながら自身も住んでいた。

 地元の高校を卒業後に仕事のため一時期北海道へ渡ったが、約10年前に戻って来て家族と暮らしていたという。「子どもが生まれる前には飲食店をやっているという話を聞いた」(近隣住民)。数年前までは妻とみられるアジア系女性も同居していたようで、60代男性は「奥さんは小柄でかわいいらしい女性だったが、最近は見ない」と話す。

 住民によると、同校の通学路は狭く、交通事故の恐れから集団登下校は実施していなかった。リンさんは普段、他の児童より少し遅い時間帯に登校していたという。

 この日、渋谷容疑者の車がリンさんのランドセルなどが見つかった河川敷周辺の防犯カメラに映っていたことが判明。警察は同容疑者所有の車2台を押収した。県警捜査本部は見守り活動を通じて女児を狙った可能性もあるとみて足取りや動機を捜査。殺害の関与についても慎重に調べる。

最終更新:4/15(土) 8:20

スポーツ報知