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“期間限定”のマニー・ラミレス、今しかできない楽しみをぜひ高知で!/四国IL

サンケイスポーツ 4/14(金) 15:00配信

【球界ここだけの話】

 固定概念にとらわれすぎたかもしれない。マニー・ラミレスは、まだ四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーしている(13日現在)。

 米大リーグのレッドソックスなどで活躍しメジャー通算555本のスラッガーは、開幕翌日の2日には体調不良を理由に“欠場”。「Manny being Manny」(マニーはマニー)と呼ばれた気まぐれぶりを早くも発揮したかと思われたが、その後はちょっと休みも入れつつマジメにプレーしている。

 当初、球団は「せめて開幕までいてくれたら」とやきもきしていた。開幕日も、江本孟紀総監督(サンケイスポーツ専属評論家)が駆るハーレーダビッドソンの後ろに乗って登場する予定だったが、これもドタキャン。みんな「さもありなん」と思ったくらいだから、2日目の欠場に驚きはなかった。むしろ、その後の“精勤”の方が意外かもしれない。

 よく考えてみれば、マニー自身は高知の生活を満喫しているように見えてならない。無類のカーマニアで、愛車の某日本車のパーツを来日早々にごっそり購入。これで目的達成とばかりにオサラバするのかとも思われた。ところが高知市内をレンタル自転車で悠々と駆け抜け、地元の味にも舌鼓を打つ。

 実は開幕前に駒田監督は、膝痛を理由に練習を休んだマニーに「できる練習はある」と1度だけ怒りを爆発させている。だが欠場した日は「それがマニーだよ」と受け止め方を変えていた。北古味副社長も「しようがないでしょ」と報道陣の前で隠しもしなかった。

 やきもきしたって始まらないと気づいたのかもしれない。マニーが楽しんでいるのなら、こちらも楽しめばいいのだ。NPBでのプレーを望んでいるともいわれるが、本人は「とにかく精いっぱい、日本でのプレーを楽しみたい」と話した。上を目指すというより、純粋に現状を楽しんでいるように思える。まだ本塁打こそ出ていないが、打率はリーグ5位でチームの首位に貢献。レプリカユニホームやピンバッジ、マニーバーガーまで発売され、球団の売り上げにも寄与している。

 わずか1000円の入場料でスーパースターを目の前で見られて、試合後には見送りまでしてくれる。そんな同リーグは4、5月の前期と8、9月の2期制。彼がいつまでいるかは分からない。ゴールデンウイークも近い。今しかできない楽しみを味わいに、高知まで出かけてみてはいかがだろう。(芳賀宏)

最終更新:4/14(金) 15:00

サンケイスポーツ

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