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劇場版「名探偵コナン」が20年目で最大ヒットを記録した理由

4/14(金) 8:00配信

BuzzFeed Japan

「名探偵コナン」劇場版第21作「から紅の恋歌(ラブレター)」が4月15日に公開する。【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

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1997年の第1作から毎年新作映画を発表している劇場版名探偵コナンシリーズ。

昨年の「純黒の悪夢(ナイトメア)」は興行収入63.3億円の大ヒットとなり、年間ランキングでも「君の名は。」「シン・ゴジラ」「ズートピア」などに続き6位にランクインした。

さらにすごいのは「へえ、去年はすごいヒットだったんだね」ではなく、2011年の第15作以降、直近5年間の興行成績が右肩上がりなこと。

第20作の興行収入は、第15作「沈黙の15分(クォーター)」(31.5億円)と比較して、2倍以上に伸びているのだ。

原作漫画の連載がスタートしたのは1994年、TVアニメの放映開始は1996年。20年以上が経ち、「名探偵コナン」は名実ともに「国民的アニメ」に成長したと言っていいだろう。

その上で、ここへきてなお、動員数を増やし続けているのはどういう理由なのだろうか?

BuzzFeed Newsは、劇場版製作を支えるプロデューサー陣4人にその秘密を聞いた。

積み上げた準備、「純黒の悪夢」で爆発

「第20作ですから、僕らとしても特別な思いがありました」

「ここにピークがくるように数年かけて盛り上げてきたものが爆発し、あの大ヒットにつながったのだと思います」

そう語るのは、読売テレビの諏訪道彦プロデューサー。TVアニメを立ち上げた張本人でもあり、コナンファンのあいだではおなじみの存在だ。劇場作品にも第1作から関わっている。

これだけのビッグプロジェクトになると、劇場版は常に4~5年先を見据えて動いている。

第20作では主人公・江戸川コナンとなる工藤新一の体が小さくなった要因でもあり、物語の根幹に関わる「黒ずくめの組織」にフォーカスしようという構想は、数年前から決まっていた。

20年目を見据え、第18作「異次元の狙撃手(スナイパー)」ではこれまでほとんど描かれていなかったFBIを描き、2年後に続くエピソードの布石に。

第19作「業火の向日葵」ではファンに人気の高いキャラクター、怪盗キッドが久しぶりに登場し、翌年に向けて盛り上げた。

これまで謎に包まれていた伏線を回収しつつ、往年の人気キャラクターにも光を当てる。

「コナン観るの、久しぶりだな」と足を運ぶ層にも届いた結果のヒットだった。
「20作に至るまでの数年間は、原作との連動を特に強く意識していました。やっぱり、青山剛昌先生のプロデューサーとしてのバランス感覚がすごいんです」

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最終更新:4/14(金) 16:23
BuzzFeed Japan