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佐賀県議会、玄海原発再稼働を容認 知事、月内に同意表明

4/14(金) 9:27配信

佐賀新聞

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県議会は13日の臨時議会で、最大会派の自民党などが提出した容認する決議案を、賛成多数で可決した。山口祥義知事は「極めて重く受け止める」と述べ、世耕弘成経済産業相の来県と九電への再確認を経て4月中に最終判断する考えを示した。

 山口知事は、安全性の確認と県民の理解を前提に「再稼働はやむを得ない」としている。安全性は、臨時議会初日に県として確認できたと表明した。県議会が同意したことで、県民の理解が得られたと判断するとみられ、知事が再稼働を容認する前提条件がほぼ整った。

 閉会後、中倉政義議長が山口知事に決議文を手渡した。知事は記者団に、今後のスケジュールについて「基本的には九電と経産相とのやりとりの2点」と説明した。最終判断の時期は「(両者から)しっかりと対応できるという返事であれば、4月中の可能性が高い」と明言した。

 九電に対し、既に使用済み核燃料が保管されていることや玄海1号機の廃炉を念頭に「どのように原発と向き合うのかは大きな要素」と指摘した。世耕経産相の来県前に、玄海原発を視察して考え方を再確認するため、「瓜生社長に(玄海原発に)来てもらった方がいい」と要望した。

 この日の本会議では、自民党25人、公明党2人、鄙の会1人、壮三会1人が「容認」、県民ネットワーク4人のうち民進党と無所属の3人が「条件付き容認」、共産党2人と一真の会1人が「拙速な同意をしないよう求める」の計3本の決議案を提出し、採決した。自民党などの容認決議案に28人が賛成した。

 決議では、県が幅広く県民の意見を聴いており、県議会としても玄海原発を視察し「対策が図られていることを確認した」としている。国民生活や経済活動に電力の安定供給は欠かせず、温暖化対策の課題もあるとして「再稼働の必要性が認められる」と判断した。離島をはじめ避難計画の充実や地元の振興策などを国や県に求めている。

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最終更新:4/14(金) 9:27
佐賀新聞