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逮捕されても、有罪判決を受けても「空気を読まない」ろくでなし子は幸せそうだった

4/14(金) 17:34配信

BuzzFeed Japan

女性器をかたどった作品展示と、女性器をスキャンしてつくった3Dデータの送信により、わいせつ物頒布等の罪に問われた「ろくでなし子」こと五十嵐恵被告人の裁判。2審・東京高裁判決は作品展示について無罪、3Dデータ送信について有罪で罰金40万円と、1審・東京地裁判決と同じ結論に至った。

本人と弁護団は「納得いかない」と、すぐさま最高裁に上告した。だが、本人や支援者たちの表情は暗いどころか、幸せそうな雰囲気すら漂っている。いったいどうなっているのか、本人たちに聞いて回った。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

「なんでこんな裁判をしているの?」

裁判の傍聴に来ていた夫の英国人歌手マイク・スコットは、BuzzFeed Newsに次のように語った。彼は80年代からバンド「The Waterboys」を率いる有名なミュージシャンだ。

「日本の裁判所に来ることができて、とても感銘を受けました。裁判所の空気感、静けさ……。ヨーロッパの裁判所とは相当違いますね。大変興味深かった。私は日本の司法制度と、日本の文化に敬意を表します……」

「しかし同時に、なぜ恵さんが起訴されなければならなかったのか、全く理解できません。彼女の芸術活動は犯罪とは言えないし、表現の自由が尊重されるべきです。夫という立場を超えて、アーティスト仲間という立場からも、1審・2審判決には同意できません」

「私も含めた西洋の人間の多くにとってミステリーなのは、『なんでこんなことで裁判をしてるの?』ということです。お金もかかりますよね? 税金ですよね? 大勢の時間を無駄にしているのではないですか……?」

「ただし! もしこの事件がなかったら、僕は妻に会うこともなかった。だから日本の司法制度には、大いに感謝しています。本当にありがとう」

「恵さんはアイルランドで本当に楽しく暮らしています。私の演奏用スタジオを、彼女も創作活動に使っています」

「ダブリンはクリエイティブな街で、アーティストが沢山住んでいるので、恵さんにはアットホームな感じでしょうね。彼女の芸術活動は、議論を呼ぶ内容かもしれません。でも、犯罪にはされませんからね!」

彼は「芸術活動で逮捕されたアーティスト」として、ろくでなし子を知り、好感を抱いた。こうした見方は海外では少なくない。

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最終更新:4/15(土) 14:55
BuzzFeed Japan

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