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キスや濃厚な接触は危険! 死を招く「ぺットからの感染症」

ホウドウキョク 4/14(金) 11:30配信

インコやオウムの糞に含まれる細菌の吸入で感染する「オウム病」。昨年から今年にかけて、妊婦2人が亡くなりました。

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「動物からヒトへの感染症」が増えている

「オウム病」は、「動物からヒトへと感染する病気」=「人獣共通感染症」の1つです。その中には、重症化すると死を招く疾患もあります。
「人獣共通感染症」は非常に種類が多く、世界中で200種以上に及んでいます。
そして、SARS,エボラ出血熱など、新しい感染症が次々に発見されていますが、その多くが「人獣共通感染症」であることがわかってきています。

「家で飼っているペットは大丈夫」は大きな誤解

感染源としては、野生動物や、野良犬・野良猫が最も危険ですが、ペットを介して感染する可能性も十分あり得ます。家の中で飼っている“家イヌ”“家ネコ”や、かごの中の小鳥であっても、様々な菌や寄生虫を体内に持っています。
例えば、イヌが顔を舐めてくることがありますが、イヌは自分の尻や尿を舐めることもあります。犬の口内は決して清潔とは言えず、ヒトに病気をうつす可能性は十分にあります。

「オウム病」は室内で飼っているインコ等から感染

妊婦2人が亡くなった「オウム病」は、クラミジア・シッタシという微生物を保菌している鳥からヒトに感染する人獣共通感染症で、肺炎を主体とする急性感染症です。
日本における「オウム病」の感染源は、60%がオウム・インコ類であり、そのうち約3分の1はセキセイインコです。ほとんどはペットとして飼われているものと思われます。
感染経路は「オウム病」に感染した鳥の乾燥した排泄物や羽毛を吸入したり、キスや口移しで餌を与えたりする際の経口感染です。

動物やトリの展示施設で集団発生も

初期症状としては、38℃以上の発熱および咳。頭痛も約半数に認められます。 重症例では、呼吸困難や意識障害、合併症を引き起こすこともあります。
高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されますが、妊婦の死亡例は今回が初です。妊娠中で抵抗力が弱くなっていたのかもしれません。
動物やトリの展示施設で、オウム病が集団発生することがありますので、妊娠中は入場を避けるべきでしょう。

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最終更新:4/14(金) 11:30

ホウドウキョク