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【金正恩氏を現地取材】携帯禁止、行き先は秘密…厳戒態勢の平壌リポート

ホウドウキョク 4/14(金) 13:21配信

トランプ大統領が武力行使の可能性に言及し、朝鮮半島の緊張状態が高まっている。こうした中、金正恩・朝鮮労働党委員長は黎明通りの竣工式に出席、テープカットする姿をFNNなど海外メディアに公開した。厳戒態勢の下での金委員長取材、その舞台裏とは?

厳戒態勢下の取材…行き先を知らせず

北朝鮮は金日成主席生誕105周年(15日)を機に、海外メディアを受け入れました。14日現在、50社200人弱が取材のため平壌入りしています。

12日夜、取材陣は翌日の集合時間が早朝6時に早まったと告げられました。携帯の持ち込みも禁止だと言います。しかし、一体どこに行くのか、何の取材かは教えてもらえません。

翌朝5時過ぎ、行く先がわからないまま出発。着いた先は安全検査場でした。軍人が立ち合い、ポケットの裏までひっくり返すほど厳重な検査を受けます。メディア全体の検査が終わったのは一時間半後。

ようやく行事会場に向かいます。付近は路地ごとに自動小銃を持った軍人が待機し、厳戒態勢が敷かれていました。

午前8時、取材陣が連れていかれた先は--。

平壌に新たに誕生した高層ビル街、黎明通りでした。

金委員長の肝いりで整備が進められ、15日までの完成を目指して建設が進められました。通りの西端には式典用の舞台が用意され、赤い絨毯が敷かれています。建設に参加した軍人や、市民が続々と集まってきます。約2時間で数万人が通りを埋め尽くしました。

「1号行事」…厳戒警備のワケ

午前10時、会場に黒塗りの高級乗用車が横づけされました。警護の軍人たちが機敏な動きを見せ、ドアを開けました。金委員長が姿を現したのでした。

軍楽隊の演奏が始まり、市民らが一斉に「マンセー(万歳)!」と叫んで迎えます。

竣工式が始まり、舞台に幹部らと並んで立つ金委員長。時折り笑顔も見せながら、自らはさみを入れてテープカット。式典はおよそ20分で終了しました。

金委員長の出席する行事は「一号行事」と呼ばれ、常に厳戒体制が敷かれます。情報管理も徹底していて、予定は告げられないのが普通です。

何故こんなにも警備が厳しいのか?と北朝鮮の案内人に聞いたことがあります。

「取材者の中には敵国(アメリカ)のメディアもいるから」

敵国のスパイが記者を装って潜入し、最高指導者に危害を与えるかも知れない。彼らは本気でそう考えているのです。

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最終更新:4/14(金) 13:21

ホウドウキョク