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【F1】イルモアと提携との情報があるホンダ。同社は肯定も否定もせずも、関係者「できることは何でもやる」

4/14(金) 12:22配信

motorsport.com 日本版

 ホンダのF1における低迷は多くのホンダファンを絶望の淵に追いやるが、その痛みを一番感じているのがホンダ自身だろう。F1での低迷は、2015年からの参戦以降3シーズン目に入った今年も続いており、なかなか復調の兆しを見せない。

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 そんな中、ヨーロッパからの貴重な情報が入って来た。ホンダがF1のパワーユニット(PU)開発に於いてイルモアと提携するというものだ。イルモアはマリオ・イリエンが創設したエンジン開発会社で、昨今のF1を席巻するメルセデス・エンジンの基礎を作りあげた会社だ。現在はインディシリーズに参戦するシボレー・エンジンの開発を中心としたモータースポーツをはじめ、マリーン、防衛、宇宙開発……など多くの分野で活動を続ける独立系技術開発会社である。

 このニュースの真偽をホンダに確かめたが、ホンダは肯定も否定もしなかった。しかしあるホンダ関係者は、「もうなりふり構っていられません。できることはなんでもやります」と言い切った。この言葉は、肯定と取っていいのではないだろうか。この姿勢を(自分たちだけの力で優れたPUを作れなかった)ホンダの負けと取る者もいるかも知れない。いや、大方のモータースポーツファンはそう受け取るはずだ。しかし、モータースポーツの世界を見渡せば、こうした技術交流は日常茶飯事。F1だけでなくWECでも他のカテゴリーでも、独立系技術開発会社の力を借りる例は後を絶たない。

 そういう現実を知ると、ホンダとイルモアの提携が現実のものとなっても少しもおかしくないし、そうした世界の流れを掴んだホンダはやっとグローバルなモータースポーツのノウハウを手に入れたと言うべきだろう。

赤井邦彦