ここから本文です

最大震度7・熊本地震から1年 地域つなぐ“心の復興”「ただ役に立ちたい」

AbemaTIMES 4/14(金) 16:30配信

 2016年4月14日午後9時26分、激しい揺れが熊本を襲った。最大震度は7。そして16日未明にも再び最大震度7の地震が発生した、誰も経験したことのない二度にわたる震度7。被害は深刻なものだった。数カ月に及ぶ避難所での先行きの見えない生活を余儀なくされた人も多かった。この震災の被害は死者205名(災害関連死も含む)、負傷者2727名、住宅への被害は全壊8424棟、半壊が3万3212棟と、甚大なものだった。

約400年の歴史を持つ熊本城、天守閣だけでも「3年はかかる」

 震災からまもなく1年、市内全域が被害を受けた熊本市は日常の風景を取り戻したようにみえるが、この街のシンボルである熊本城はいまだ復旧していない。震災で約400年の歴史を持つ名城は3割を超える石垣と重要文化財に指定された建物の全てが被害を受けた。地震発生から1年が経とうとしている今でも、城内には立ち入ることができない。城内で優先的に復旧を進める天守閣だけでも、3年はかかると言われている。

 一方、住宅地のある地域でもその被害は甚大だった。震源に近い益城町ではおよそ9割の家屋が倒壊などの損傷をうけ、壊滅的な被害に遭った。震災から1年が経とうとしている今でも、撤去作業は続いている。家屋の解体は木材やガラスなどを分別しながらの作業のため、家1棟を解体するには2週間ほどかかると言われており、街の復興には想定以上の時間がかかるのが現実だ。いまだ仮設住宅で暮らす人も多いこの街が、元の賑やかさを取り戻すのはいつになるのだろうか。

■木山神宮の矢田幸貴さん「まずは周辺の住宅が先」

 被害を受けたのは、住宅だけではない。木山神社は、街の中心部に位置し益城町の守り神として住民から昔から慕われている神社だ。しかし、地震で鳥居や神殿などは全壊。痛々しい姿の神社が当時の状態のまま残されている。

 神社の1日でも早い復旧を願う人は多いが、木山神宮の矢田幸貴さんは「(神社の)解体をしますと業者の方を神社の解体に長期間しばることになるので、まずは周辺の住宅の解体を先に進めていただきたい」と話す。熊本城と異なり、木山神社は指定文化財ではないため、国や町からの支援はない。

1/2ページ

最終更新:4/14(金) 16:30

AbemaTIMES