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元自衛艦隊司令官「限りなく本気に近づいている」 北朝鮮情勢が緊迫化

4/14(金) 16:50配信

AbemaTIMES

 北朝鮮情勢をめぐって緊張が高まる中、アメリカ軍が海軍の空母打撃群を朝鮮半島近海に向かわせている。トランプ大統領はメディアに対し「我々はとても強力な艦隊を派遣している」と話しており、到着はあす、故・金日成首席の生誕105周年記念日になるとみられている。

 アメリカ軍は横須賀に原子力空母「ロナルド・レーガン」を配備しているほか、複数の関係者によると、11日夜、沖縄県の普天間基地と嘉手納基地に、ミサイルを迎撃するための「PAC3」部隊を展開したという。

 自衛艦隊司令官、国家安全保障局顧問を務めた香田洋二・元海将の推定によれば、アメリカ軍は空母打撃群として駆逐艦(トマホーク約30発搭載可)や、巡洋艦が少なくとも5隻を朝鮮半島近海に派遣、そして合流の可能性があるものとして、西太平洋に展開中の駆逐艦、原子力潜水艦(トマホーク154発搭載可)などが考えられるという。アメリカがこれだけの軍事力を具体的に配備する背景には、やはり“最後のチャンス“だという認識があるからだという。
 
 さらに、アメリカは横田基地に無人偵察機「グローバルホーク」を配備する。「今あるもとしてはこれ以上のものはない」(香田氏)というその偵察能力で北朝鮮の正確な情報を得ることができれば、外交交渉で戦争を防ぐことにもつながるという。「北朝鮮もこれで見られているということはわかっている。アメリカも北も戦争はしたくない。できるだけ戦争をしないで、どこで妥協点を見出しうるか」(香田氏)。

「間違いなく日を追って強まっている。限りなく本気に近づいている」

 核開発を急ぐ北朝鮮では、6回目の核実験の兆候が見られている。香田は「これから実験をするということであれば、大陸間弾道弾(ISBM)、あるいは中距離弾道弾に実際に搭載できるほどの核の小型化には成功していないとの見方もできる」と指摘する。

 しかし、北朝鮮の核開発完了はもはや時間の問題だ。

 「これまでアメリカは、北朝鮮がミサイルを発射する度に“技術の向上がみられる。しかし現在のところ本土には届かない、したがって国民の脅威にはならない“との認識を示していた。ところが去年の秋頃から、近いうちに本土に届く、しかもそれに核が載るという可能性が出てきて、国民が直接の脅威に晒される時がまもなく来るという認識に変わった。それをいかに阻止するか、今が最後のチャンスではないか、ということで軍事力を展開している」(香田氏)。

 「口にするのは心地いいことではないし、聞きたくない話だが、日本ではコントロールできない、厳しい軍事的対立が起きている。アメリカのこれまで約25年間にわたる外交努力、軍事的圧力で止められなかった。ここまで来てしまった」とし、情勢の緊迫度について「間違いなく日を追って強まっている。限りなく本気に近づいている」「核という最大の破壊兵器を北が持つ時、人類はどう向き合うのか。外交手段という、ある意味“綺麗ごと“だけで止めるのが望ましいと言うのは簡単だが、これこまで力を見せて、それでも止められなければ…」とコメントした。

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最終更新:4/15(土) 12:16
AbemaTIMES