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2カ月連続で景気判断引き上げ 日銀静岡支店

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/15(土) 8:26配信

 日銀静岡支店は14日発表した4月の県内金融経済動向で、景気の全体判断を「緩やかに回復している」として、前月の「緩やかに回復しつつある」から引き上げた。上方修正は2カ月連続で、国内外経済の回復などを受けて輸出や生産、公共投資の改善が続いたのを踏まえた。

 項目別判断は輸出が4カ月連続、生産と公共投資が2カ月連続の引き上げ。一方で住宅投資を2年7カ月ぶりに引き下げ、新設住宅着工戸数の推移から「増勢がやや鈍化している」とした。

 輸出は欧州・中国向けの伸びから自動車部品を5カ月ぶり、電気機械を2カ月ぶりに引き上げた。生産は内外需の改善や在庫調整の進展などで自動車・同部品を2カ月連続、加工鋼材を3カ月連続で、缶詰を1年2カ月ぶりに上方修正。ただ気温の影響などから飲料を「やや弱めの動き」と2カ月ぶりに引き下げ、業種別の景況感にばらつきも見られた。公共投資は道路や河川関連の工事請負金額に伸びがみられている。

 小高新吾支店長は「業種や規模などで景況感の差が大きくなり、中小企業を中心に先行き懸念も強い」と指摘。懸念材料には為替変動や原材料価格の上昇、人手不足、不安定な海外情勢などを挙げた。特に人手不足は「受注制限や工期遅延といった事業活動の抑制につながる恐れがある」として、企業心理の変化などを引き続き注視するとした。

 金融面は2月末の預金残高が22兆1696億円(前年同月比5・4%増)、貸出金残高が13兆7857億円(1・6%増)。2月の地銀4行の貸出約定平均金利は2・138%で前月から0・004ポイント上昇した。

静岡新聞社

最終更新:4/15(土) 8:26

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS