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石岡市、新規就農者後押し 八郷地区、農場と研修施設開設

茨城新聞クロスアイ 4/15(土) 8:00配信

石岡市八郷地区にある廃校を活用した体験型観光施設「朝日里山学校」に、新規就農者のための農場&研修施設「朝日里山ファーム」が開設され、オープンした。都内や県外などから毎年1組の夫婦を受け入れ、2年間の研修で有機農業を学んだ後、市内で営農してもらう仕組み。新規就農支援のほか、移住・定住促進にもつなげたいと、市が整備した。

JAやさとが19年前から実施する新規就農研修農場「ゆめファーム」のノウハウを生かす。同様の施設整備は、公社運営などで自治体が関わったケースはあるが、自治体独自で取り組むのは県内初という。

14日、同ファームの披露会が同市柴内の現地で開かれ、関係者が集まる中、今泉文彦市長はあいさつで「地域と連携して、就農者の確保から地域活性化にまでつなげたい」と期待。建設コンサルタント会社を辞して子ども2人と大阪から移住し、研修をスタートさせた小林一さん(44)と、妻の木綿(ゆう)さんが紹介され、一さんは「もともと農業に興味があったが、独立後の出荷態勢や地域との交流などここの環境面に引かれた」と話した。

ファームのうち、農場は、朝日里山学校を委託運営するNPO法人アグリやさと(柴山進代表)が周辺の約1・2ヘクタールの耕作放棄地を再生したり、県産地担い手確保・育成応援事業でパイプハウスを整備。校庭跡の敷地内には、作業場と農産物加工施設を設置した。加工施設では、地元で栽培したエゴマを搾油し、食用油などの生産拡大を目指す。事業費は1600万円。国の地方創生加速化交付金(720万円)も活用する。

朝日里山学校は、田植え、稲刈り体験やそば打ち・ピザ作り体験などを行い、体験型の観光施設として人気で、来場者との観光交流も盛ん。   (高畠和弘)

茨城新聞社

最終更新:4/15(土) 8:08

茨城新聞クロスアイ