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「学校文化財」一堂に 京都の博物館きょうから企画展

産経新聞 4/15(土) 7:55配信

 京都市学校歴史博物館(同市下京区)は、芸術家らが小学校に寄贈した美術品を展示する企画展「学びやタイムスリップ 京都の美術と学校」を15日から開催する。それぞれの作品からは寄贈した経緯や芸術家らと地域のつながりがわかり、「学校文化財」ならではの興味深さがある。

 京都の学校には、明治初期から戦後まで約150年にわたって、画家や所蔵家らから芸術作品が寄贈され、学校に飾られてきた。企画展では、京都市立学校が所蔵する美術品の中から絵画や清水焼、西陣織を使った屏風(びょうぶ)など50点をえりすぐった。

 このうち、日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹氏の書「一日生きることは、一歩進むことでありたい」は、湯川氏が住んでいた地域の学校である市立下鴨小学校(左京区)の創立100周年を記念して寄贈したもの。また、文人画家として知られる富岡鉄斎が明治21年ごろ、嵐山の車折(くるまざき)神社の宮司をしていた際に、地域の人らに頼まれて当時の嵐山(らんざん)小学校に寄贈した中国の学業の神を描いた「魁星図」もある。これらの作品のように、展示では、それぞれの芸術家らと学校にまつわるエピソード、美術品を介した芸術家と地域の結びつきなどを、学校の歴史とともに振り返る。

 6月27日まで。水曜休館(5月3~5日は開館。6日は休館)。入場料は大人200円 小中高生100円(市内の小中学生は土・日曜日入場無料)。

最終更新:4/15(土) 7:55

産経新聞