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巨人5連敗…“あの暗黒時代と似ている”

東スポWeb 4/15(土) 14:15配信

 負の連鎖が止まらない。巨人が14日、中日戦(ナゴヤドーム)に延長12回の末、2―3でサヨナラ負けを喫した。これで悪夢の5連敗。開幕5連勝で作ったはずの貯金も、あっという間に吐き出してしまった。高橋由伸監督(42)の就任2年目シーズンが一転して苦しいスタートとなっている中、周辺からは「あの暗黒時代」の再来を危惧する声が聞こえ始めた。

 巨人が攻守に精彩を欠いた。均衡を破られたのは7回だ。先頭の平田の打球を遊撃の坂本がファンブル。記録上は内野安打となったものの、この“ミス”から傷口が広がった。一死二塁から京田の二ゴロを処理しようとした中井が一塁へ悪送球。二塁走者の本塁生還を許すと、その後も大島に2点目の適時打を喫した。

 8回に2点を返して試合を振り出しに戻したとはいえ、この日の打線は拙攻続きだった。延長戦に入っても勝ち越しのホームは遠く、最後は4番手・宮国がつかまり12回二死二、三塁からゲレーロに痛恨のサヨナラ打を浴びてジ・エンド。由伸監督は「ミスも絡みましたし、そこは反省しなくちゃいけない」とコメント。村田真ヘッドコーチも野手陣の攻守に「ええ試合しても、ミスしてたらアカン」と顔をしかめた。

 つい10日ほど前までは開幕スタートダッシュで意気揚々だったチームのムードはあっけなく暗転。ついには最下位チームにまで足をすくわれ、悪い流れが止まらなくなった。周辺から「あの“暗黒時代”に似ている」と心配の声が飛び出すのも無理はないかもしれない。

 その「暗黒時代」とは――。2004年から05年シーズンまで堀内恒夫氏(69)がチームを率いた時代のことだ。就任1年目の04年こそ前年と同じ3位で何とかAクラスだったが、翌05年は8年ぶりのBクラスとなる5位へと一気に転落。指揮を執った2シーズンで堀内氏は1度もリーグ優勝を果たせぬまま辞任し、巨人史上で唯一のV経験なしの指揮官として不名誉なレッテルを貼られるハメになってしまった。

 堀内政権下では、03年オフに近鉄(現オリックス)からタフィ・ローズ、ダイエー(現ソフトバンク)から小久保裕紀らを獲得した巨大補強でもチームが機能せずに2年連続でV逸となった。由伸監督の就任2年目となる今季もチームは巨大補強を行いながら陽岱鋼外野手(30=前日本ハム)、山口俊投手(29=前DeNA)がコンディション不良で開幕から“三軍スタート”となるなど現時点で新戦力は機能していない。球団関係者は不安げな表情で、こう説明する。

「巨大補強したのにチームの歯車がかみ合わない点は今と堀内さんの時代は似ている。それに05年だけクローズアップすれば、あの時は(同年4月1~3日の)東京ドームでの開幕3連戦で広島に3タテを食らって、ここからチームがガタガタとおかしくなった。今年も前回(11~13日)のカードでくしくも同じ相手の広島に場所も同じ東京ドームで同一カード3連敗だからね。しかも今年は(由伸)監督の就任2年目だし…。当時と共通項が何かと多いのが気になる」

 この不安を杞憂に終わらせるためにも由伸巨人は連敗を止め、再び上昇気流に乗るしかない。

最終更新:4/15(土) 14:15

東スポWeb

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