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米5球団が熱視線も…西武・菊池に制球力とメンタルの課題

日刊ゲンダイDIGITAL 4/15(土) 12:30配信

 上限20億円には、まだまだ足りない。

 西武の菊池雄星(25)が14日のロッテ戦に先発。7回2失点で勝ち負けはつかなかった。

 菊池は今季と来季、2年連続で2ケタ勝利を挙げれば入札制度によるメジャー移籍を容認されるといわれている。注目度が増す左腕に対し、この日はメジャー5球団のスカウトがネット裏で視察した。仮に菊池が2年連続2ケタ勝利をクリアしたとして、メジャーで通用する力があるのか。

■要所の制球力に課題

 視察したナ・リーグのあるスカウトは「150キロを投げられる左腕は貴重な存在ですが……」と、こう言う。

「今の菊池は手放しでは褒められない。何より足りないのは低めの制球力です。直球だけでなく、カーブも高めに浮く傾向がある。あれではメジャーの強打者の餌食になりかねない。田中(ヤンキース)や岩隈(マリナーズ)は低めの制球が優れているから活躍できている」

■勝負どころで踏ん張れない

 スカウトの指摘通りというべきか。この日は同点で迎えた七回1死二塁で伊志嶺に適時打を打たれ、一時は勝ち越しを許した。別のスカウトが言う。

「菊池は7日のソフトバンク戦でも内川に本塁打を2本浴びたように、要所で制球が甘くなりがち。以前からメンタルが課題といわれ続けているように、精神面が弱いから勝負どころで踏ん張れない。粘り強い投球ができないのです。西武は菊池を出すなら入札金の上限である20億円に設定したいところだが、今のままでは応じるメジャー球団があるかどうか。たしかに前とは違って突然制球を乱し、四球を連発する悪癖は出なくなった。開幕投手を務め、結婚もして、成長している部分もあるとは思うが、今年、来年を通じて更なる成長を見せて欲しい」

 菊池は試合後、「勝負どころは1試合に1回か2回は来る。そこを100%抑えるのはまだまだできていない」と話した。わかっていてもなかなかできないから難しいことではあるのだが、本気でメジャーにいきたいなら、やるしかない。

最終更新:4/15(土) 12:30

日刊ゲンダイDIGITAL