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湊かなえさん、テレビ局プロデューサーにダメ出しされて…小説家デビューのきっかけ語る

スポーツ報知 4/15(土) 8:58配信

 「告白」などで知られる作家・湊かなえさん(44)が15日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜・前7時半)にゲスト出演し、小説家デビューのきっかけについて語った。

 広島・因島市で生まれ育った湊さんは、2000年に結婚。兵庫・淡路島で主婦として生活し翌年には長女が誕生した。「島の生活には慣れているので不便だと思わなかったですが、退屈になって」。長女の子育ても順調だったこともあり、まずは脚本を書いてみようと志したという。

 コンクールに応募したところ、佳作を受賞。東京のTBSで行われた授賞式に出席したという。「淡路島から東京に出てきて授賞式に出て、食事会があったんです。(主催者側は)他の受賞者には『ミステリーに興味があるの?』とか聞いているのに、自分には『東京でおみやげ何を買って帰るの』とか、そういう質問ばかりで…。『作品のことじゃないぞ』と思って」と湊さん。プロデューサーに「仕事の話をしたいんです」と訴えたところ、「脚本は完成図じゃなくて、設計図で、そこからみんなで作っていくもの。呼んですぐ来てくれる人の方がいい。地方(在住)のまま、脚本家になるのは難しいですね」と言われたという。

 湊さんは「こんなネットとか使える時代に、東京に住んでいないと出来ない仕事もあるのか」とショックを受けたが、「このままじゃ引き下がれないぞと思ったんです。映像化出来ないものを書いてやるぞと思ったんです。リベンジ? そうですね」と一念発起。脚本の教本にも3行以上のセリフは避けるように書かれているが、あえて逆手を取って「原稿用紙で80枚以上、しゃべり続けてやろうと…。それが『告白』の第1章となった短編『聖職者』だったんです」と“告白”した。

 「告白」は主演・松たか子、中島哲也監督で映画化された。「すごいいい映画を撮っていただいて。中島監督はさすがだと思います」と話した。

 湊さんは今年で作家デビュー10周年。累計売り上げで1000万部を突破する人気小説家。現在でも主婦業を最優先させながら執筆活動をしている。「主婦を切り離すと小説を書けなくなる。(優先順位は)1位が家庭で2位が小説。書くことによって(家族に)迷惑をかけるなら、あしたにでも辞めようと思う」と心意気を語った。

最終更新:4/15(土) 9:27

スポーツ報知