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<皇太子さま>先進式トンネル見学 マレーシアで

毎日新聞 4/15(土) 20:39配信

 【クアラルンプール高島博之】マレーシアを訪問中の皇太子さまは15日、首都クアラルンプールで、排水機能と道路の二つの用途を兼ねたトンネルを見学された。

 このトンネルは、クアラルンプール中心地の交通渋滞を緩和する目的と、大雨などの際に川がはんらんする前に水を引き込んで排水する機能を兼ね備えている。皇太子さまは管理事務所で模型などを見ながら担当者から説明を聞き、「素晴らしいシステムをお持ちですね」と感心した様子だった。

 皇太子さまは、以前からこのトンネルに関心があり、2015年11月に国連の「水と災害に関する特別会合」で講演した際、「都市交通の円滑化と洪水の軽減に効果を発揮している」と紹介した。

 ◇水問題研究をライフワークに

 皇太子さまは、水に関する研究をライフワークとされ、水害や治水に関する歴史や、水利用の最新技術の研究を続けている。今回のトンネルの見学もこうした活動の一環だ。

 皇太子さまは、2007~15年に国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁を務めた。国連の「水と災害に関する特別会合」では講演を2度行っている。15年に行った講演では「世界の水問題の解決が図られ、人と水とのより良いかかわりが構築されることを期待しています」と話した。09年の記者会見で自らの公務の一つとして「水にかかわるさまざまな問題への取り組み」を挙げていた。

 水と衛生に関する諮問委員会の元事務局長、広木謙三さん(57)は「水を通して貧困や環境、災害など世界のさまざまな問題をお考えになっている。皇太子さまの熱心な姿勢に水問題の専門家たちが励まされている」と話している。【高島博之、山田奈緒】

最終更新:4/15(土) 20:39

毎日新聞