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<中国>北朝鮮へ警告か 中国国際航空、北京-平壌便停止 

毎日新聞 4/15(土) 21:43配信

 【北京・河津啓介】中国中央テレビ(CCTV)は15日、北朝鮮で開かれた軍事パレードの様子を繰り返し報じた。国営新華社通信(英語版)は軍事パレードで潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が初公開されたと速報し、北朝鮮の核・ミサイル戦力に対する関心の高さを示した。中国外務省は15日、軍事パレードへの中国側出席者などを問う毎日新聞の質問に「中朝は友好的な往来の伝統を維持している」と回答するにとどまった。

 王毅外相は前日の14日に「戦争を起こせば歴史的な責任と代償を払わなければならない」と北朝鮮や米国を強くけん制。中国国際航空が北京-平壌間の国際定期便の一時停止を決めるなど、北朝鮮への圧力とみられる動きも広がりをみせる。中国メディアは、北朝鮮が挑発行為に打って出るとの観測が流れていた15日を「切迫する朝鮮半島情勢の鍵となる一日」と表現。

 CCTVは、中国国際航空が週3回の平壌との定期便を一時停止することを、乗客減少による臨時的措置としている。ただ、大手国有航空会社が北朝鮮の「最大の祝日」に合わせる形で運航停止を決めたことは北朝鮮への警告の意味がありそうだ。

 中国のネットメディアは15日、複数の大手旅行手配サイトで北朝鮮行きの団体ツアーを検索しても「条件に合致する商品がない」と表示され、応募できないと伝えた。旅行サイト側は「最近、応募者が少なくなったため」「理由ははっきりしない」などと回答しているという。緊張の高まりからツアーの人気が低下したほか、旅行会社が当局の意向をそんたくした可能性もある。北朝鮮にとって外貨獲得手段の一つである観光業が打撃を受けているとみられる。

最終更新:4/15(土) 23:57

毎日新聞