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<韓国大統領選>保守系動向がカギ 過去最多13人立候補

毎日新聞 4/15(土) 23:07配信

 【ソウル大貫智子】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免に伴う大統領選(5月9日投開票)が15日告示され、主要政党の公認候補5人ら計13人が立候補を届け出た。候補者数は過去最多で、社会の混乱ぶりを反映した形となった。選挙戦は、革新系の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏と第2野党「国民の党」で中道の安哲秀(アン・チョルス)氏が事実上の一騎打ちで、保守系の動向が勝敗のカギを握る。

 候補者登録は16日まで。選挙運動は17日に始まる。

 主要政党ではこのほか、保守系の与党・自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道前知事▽自由韓国党の前身、セヌリ党を離党した議員で作る「正しい政党」の劉承旼(ユ・スンミン)氏▽革新系「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)氏--がそれぞれ届け出た。

 一連の国政介入事件後、文氏は「反朴」の象徴として支持率首位を走ってきた。ただ、北朝鮮に融和的との印象が強いため保守の中高年層らには拒否感があり、文氏の対抗馬として安氏が急速に追い上げている。韓国ギャラップの14日発表の世論調査では、文氏がトップで40%、次いで安氏が37%と大接戦となっている。共に民主党幹部は「安氏の伸びが続き、逆転されたら流れは止められなくなる」と危機感をあらわにする。

 一方、保守系候補は支持率が低迷。同じ調査で洪氏は7%、劉氏は3%にとどまっている。保守系ではさらに、朴容疑者の弾劾受け入れを拒否する人々が新たに「セヌリ党」を結成し、朴容疑者に近い同党所属国会議員、趙源震(チョ・ウォンジン)氏が届け出た。正しい政党内では、劉氏が出馬辞退し、保守が一本化すべきだとの声もあるが、劉氏は15日、一蹴した。

最終更新:4/21(金) 18:17

毎日新聞