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コナン、ドラえもん…漫画家らが復興支援 南阿蘇鉄道で激励ラッピング 熊本地震1年

産経新聞 4/15(土) 14:50配信

 熊本地震から1年が経過した15日、熊本県の南阿蘇村と高森町を結ぶ第三セクター「南阿蘇鉄道」で、117人の漫画家らの応援イラストを描いたラッピング列車の運行が始まった。南阿蘇鉄道は、線路や鉄橋が損傷し、今も部分運休が続く。担当者は「漫画の力が復興の後押しになれば」と期待を寄せている。

 この企画は、昨年から4回目となる「復興祭」の一環で、熊本出身の小学館の編集者らが「復興のためお手伝いを」と提案し実現した。「名探偵コナン」や「ドラえもん」などの原作者ら117人が、自作の主人公の応援イラストを寄せ車両の内外にデザインしている。

 この日は、コナンのテーマ曲が流れる中、親子連れや観光客らが列車に乗り込み、多くの拍手に見送られながら午前10時半に高森駅(高森町)を出発した。南阿蘇村の小学4年、後藤遙さん(9)は「大好きなコナンが地元で走ってうれしい」と笑顔で話した。

 南阿蘇鉄道は、立野駅(南阿蘇村)と高森駅を結ぶ全長17・7キロのローカル鉄道。阿蘇の自然を満喫できるトロッコ列車などが人気で、地元の貴重な交通手段でもあったが、地震で被災し一時全線運休に追い込まれた。

 今も、被害の小さかった約7キロ(中松-高森間)での部分運行を強いられている。社長を兼務する草村大成・高森町長は「南阿蘇になくてはならない鉄道。復興のシンボルになれば」と話していた。

 列車は、8月末まで運行される。

最終更新:4/16(日) 0:33

産経新聞