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イチローが仰天宣言「引退するときは死ぬときだ」 リタイア50歳はまだまだ青い? その真意は…

産経新聞 4/15(土) 13:30配信

 【大リーグ通信】

 マーリンズのイチロー外野手(43)が地元紙「マイアミ・ヘラルド」に「僕が引退するときは死ぬときだ」と発言して、全米の話題をさらっている。大リーグ機構(MLB)の公式ホームページ(HP)が改めて特集したように「50歳まで現役」はもはや常識となっているが、「死ぬまで」とはイチローも大きく出たものだ。その真意とは-。

 イチローのメジャー17年目が始まった。4月3日(現地時間)の開幕戦、ナショナルズ戦での出番はなかった。17回目の開幕戦で3度目のことだった。

 置かれた立場は今季も引き続き“第4の外野手”の地位。だが、レギュラーの3人とも定期的に休みが必要とあって、出場機会は昨季並みの150試合近くに達することも予想されるかもしれない。正外野手と同様の状態が求められると言っていい。43歳の今季もこれまでと変わらない。これこそが「死ぬまで現役」を支えている。

 同紙は「イチローは引退を見通せない。そのときはまさに死ぬと思っている」との見出しで、超ベテランの胸中を引き出した。

 「イチローは2004年か05年にイタリアのミラノに旅行したとき以来、トレーニングの毎日が続いている。彼は言った。『それが最後の休暇だったよ』。イチローにはオフシーズンが存在しない」。今年の春季キャンプでも全体練習が休みの日に施設に姿を見せ、黙々と汗を流していた。

 イチローがいわゆる“ルーティン・ワーク(日課)”を重視するのは有名だ。野球では試合開始前の決まったウオーミングアップは風物詩とも言っていい。プライベートでは今はもうやめたが、朝食に必ずカレーライスを食べていたことでも知られる。

 イチローはマーリンズに移籍するとキャンプ地には特別トレーニング用のコンテナを設置したほか、本拠地マーリンズパーク内にも専用トレーニングルームを完備させ、毎日体を動かしてきた。

 イチローのストイックな姿勢は当初、チームメートといえども奇異の目で見ていたが、ケガをしないことを目の当たりにすると信奉者が現れ、専用トレーニングルームで一緒にマシンと向かい合うシーンもあるという。

 マイアミ・ヘラルド紙はイチローの言葉として「誰も将来は分からないが、僕がやめないのは、そうさせるものが何もないからだ。現役を引退したら死ぬ日まで休んでいなければならない。だから、死ぬときが(引退だと)思っている」と結んだ。

 MLBのHPも「野球の天才、イチローは50歳までプレーを望んでいる」として、イチローが冗談で言ったものではないことを強調している。あと7年に迫った「50歳」に比べて、「死ぬまで」なら余裕がある。イチローは歩みを止めるその瞬間の恐怖と戦っているとしか思えない。

最終更新:4/15(土) 13:30

産経新聞

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