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【TVクリップ】相葉雅紀 「貴族探偵」は推理なしのミステリー

産経新聞 4/16(日) 15:00配信

■フジテレビ 月曜午後9時

 「今度こそラブストーリーをやれるかな、って思ったけれど、そんな要素はなかったですね」

 ちゃめっ気のある笑顔を見せる。フジテレビの月曜9時のドラマ枠「月9」への主演は、ストーカーの恐怖や会社の不正に立ち向かう家族の絆を描いた「ようこそ、わが家へ」以来2年ぶり。恋愛もののイメージが強い同枠で、前作もミステリー色の濃い物語だったが、今回挑むのも推理ものだ。

 だが、今回の主人公は異色。なぜなら、推理をしないからだ。演じるのは、本名も出生も不明で「探偵」を趣味にしている貴族を名乗る青年。一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに捜査をさせ謎を解いていく。

 役作りのため、マナー講座に通った。「紅茶の飲み方一つにも作法があって、自然に演じなければならないんだけれど、硬くなりすぎると、面白みに欠けてしまって…」

 メイドに中山美穂、執事に松重豊、そして、貴族探偵を邪険にする刑事に生瀬勝久と、バラエティー豊かな実力派が脇を固める。「キャラの濃い人たちの中でやらせていただけるのは光栄。派手なドラマになる」と語るが、その分、主人公の役作りのハードルも高い。主役に「推理」という武器がない分、どう魅せるか-。

 「監督やスタッフと話し合って悩みに悩んでいます。当初は、貴族なので喜怒哀楽を抑えてドシッと構えた演技でいこうとしたんだけれど、それだけではきついよねって…」

 心がけたのは、硬すぎず、崩しすぎない演技だという。「育ちの良さと品のある感じは残しつつ、どこまでカジュアルに演じられるかという点にこだわりたい。見せ場ですか? 女性へのケアかな。作品では、貴族探偵と女性のアバンチュールが毎回あるんですよ。推理しない分、そういうところでしっかりと、ね」

 今回のドラマで月9は30周年。局側の意気込みも相当のものだ。

 「プレッシャーは考えれば、考えるほどかかってきます。でも、僕には全力で演じることしかできない。精いっぱい、やるだけです」

 趣味はゴルフだが、ドラマの撮影中はコースに出る時間はない。「息抜きは銭湯で。でっかいお風呂が好きなんです」。笑顔がはじけた。(文化部 玉崎栄次)

〈あいば・まさき〉昭和57年生まれ。千葉県出身。平成11年、5人組グループ「嵐」としてCDデビュー。俳優、歌手、タレントとして幅広く活躍し、主な出演作に「ラストホープ」(フジテレビ)、「三毛猫ホームズの推理」(日本テレビ)ほか。バラエティー番組の司会にも定評がある。昨年のNHK紅白歌合戦では司会に抜擢(ばってき)された。

最終更新:4/16(日) 15:00

産経新聞