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石橋杏奈、大泉洋、知事、小池百合子、素足の清水希容…「ノーバン」は誰? 2017年開幕戦始球式の総まとめ

産経新聞 4/15(土) 16:00配信

 プロ野球が開幕した。各球団とも、開幕戦はいろいろと趣向を凝らしてイベントを行うが、中でも始球式には球団のメッセージが込められている。12球団のうち、開幕主催ゲームで始球式を行ったのはDeNAを除く11球団。振り返ってみると-。

 3月31日のペナントレース開幕戦は、比較的、手堅い人選だった。

 一風変わった(?)のは、球界の盟主・巨人か。中日との開幕戦(東京ドーム)には空手の女子形で清水希容(23)=ミキハウス=が登場、大観衆の前で、いきなり演武を披露。その後に始球式を行った。なぜ清水が、といぶかっていると、空手が2020年東京五輪の追加種目に決まり、清水が金メダルを期待されるからとか。インターネットなどでは綾瀬はるか似の美人空手家などと表現しているところもある。

 その清水が投げた球はワンバウンドで捕手のミットに。なんとなく、ほんわかした始球式だったが、なぜ空手なのかという疑問は消えなかった。

 オーソドックスだったのがヤクルト。DeNA戦(神宮)で始球式を務めたのは小池百合子東京都知事だった。「東京ヤクルト」をうたっているだけある。オーソドックスではあるものの“時の人”だけに、注目度は高かった。始球式は初めてではなく、9年ぶりというが「(東京五輪の)2020年、野球でうんと盛り上げましょう」とPRを忘れないあたりはさすがである。投球は残念ながら捕手の手前でバウンドし、「ノーバン」とはいかなかった。

 まあ、米大リーグや日本のプロ野球でもそうだが、開催地の自治体の首長が始球式を行うのは、珍しくないこと。それだけ、地元のファンを大切にしている、というメッセージになる。

 同じ発想だろう。オリックスの楽天戦(京セラドーム大阪)の始球式には、松井一郎大阪府知事が姿を現し、始球式を務めた。「選手の皆さん、ファンの心を忖度してください」という、森友学園への国有地売却問題で度々登場している時事ネタで笑いを誘う余裕はあった。

 昨季のセ・リーグの覇者広島は阪神との開幕戦(マツダスタジアム)で松井一実広島市長が始球式。これも、定番中の定番といえる。

 一方、北の大地、日本ハムは“郷土愛”にあふれる人選になった。当日までシークレットになっていた始球式に登場したのは、北海道出身の俳優、大泉洋(43)。試合前セレモニーは「宇宙」がテーマとなり、札幌ドーム号の船長として登場した大泉は外角高めにノーバウンドで投球した。大泉は北海道出身の俳優で作る「北海道会」のメンバー。“北海道愛”は存分に、にじみ出ていた。

 これまた、同じ発想。ソフトバンクのロッテとの開幕戦(ヤフオクドーム)には福岡県出身の人気女優、石橋杏奈さん(24)が姿を見せた。ホークスのユニホームに身を包み、ホットパンツ姿で登場した杏奈さんは大きく振りかぶると、「ノーバン」の豪快な投球でファンを沸かせた。こちらもほんわかとした“福岡愛”に包まれたのであった。

 これが、開幕3連戦後に主催ゲームの球団は、趣向が変わってきた。

 4月4日、ロッテの本拠地開幕戦(日本ハム戦、ZOZOマリンスタジアム)では、女優の土屋太鳳さん(22)が登場。千葉県出身なのかしらん、とプロフィルを見ると、東京都出身。あれれ、と思っていると、ロッテの「ガーナミルクチョコレート」「雪見だいふく」のCMに出演していることからの起用で、本拠地開幕戦の“登板”は2年連続とか。今年は見事な「ノーバン」投球を披露し、観客を沸かせていた。

 同じ日、阪神が京セラドーム大阪で行ったヤクルト戦では歌手、矢井田瞳(38)が国歌独唱とファーストピッチセレモニーを行った。こちらは大阪・豊中市出身の“地元民”。始球式ではなく、わざわざ「ファーストピッチセレモニー」と表現しているところに、ハイカラさを感じます。ちなみに「ノーバン」投球だった。

 ホットパンツが多い中、この長いスカートもどきのセンスはどうでしょう? ドン小西さんに聞いてみたいものです。

 楽天の本拠地開幕戦(4月4日、西武戦、koboパーク)の始球式は昨夏のリオデジャネイロ五輪レスリング女子の金メダリスト、伊調馨(32)。東北の青森県出身。ロングヘアーを揺らしながらの力投だった。意外にも11球団を通じて、オリンピアンを登場させたのは、楽天だけだった。残念ながら、投球は金メダルとはいかず、2バウンド…。

 球団OBを登場させたのは、4月4日の本拠地開幕戦の中日と西武。ちなみに、レジェンドといえるOBを起用するのは、米大リーグでよく見られるパターン。過去の実績に敬意を表するためだ。

 中日は解説者の山本昌氏(51)。2015年に現役を引退したばかりで、現役時代を彷彿とさせる大きく振りかぶった投球だった。

 OBで元監督の東尾修氏(66)はプロゴルファーの長女、理子(41)、孫の理汰郎君(4)とともに始球式に“登板”した。

最終更新:4/15(土) 16:00

産経新聞