ここから本文です

【外信コラム】ソウル市で夏からタクシー運転手に制服着用 制服・制帽で職業意識を高めて欲しい

産経新聞 4/15(土) 16:13配信

 ソウル市がこの夏から、市内のタクシー運転手に制服を着せることになった。デザインは市が決めて支給し、最初は市が経費を負担するという。運転手のカジュアルや乱れた服装が、乗客に不快感や不安感を与えるという声が多かったためとか。「ありがとうございます」と礼すら言わないタクシー運転手が多いので、制服を着せることでサービス精神も発揮してほしい。

 ただ制服といっても上着だけという。客の立場でいえば、ついでに帽子もかぶらせてほしい。制服に制帽となると緊張感から安全意識も高まるはずだ。その意味では乱暴運転が多いバスの運転手をむしろ制服、制帽にしてほしい。ユニホームとは着ている者の職業意識を高めるとともに、客(他者)に信頼感と安心感を与える装置なのだ。

 で、以前から不思議に思っているのが、地下鉄をはじめ鉄道の機関士や運転士が頭に何もかぶっていないことだ。日本の鉄道文化の影響を強く受けたはずなのに。

 時に車内で将軍のような派手な制服・制帽でビシッと身を固めた車掌がいるので聞くと「これは礼装です」という。乗客相手に礼装でカッコをつけるのもいいが、それならついでに機関士にも制帽をかぶってもらって客を安心させてほしい。日本人の鉄道ファンの願いです。(黒田勝弘)

最終更新:4/15(土) 16:13

産経新聞