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「1円も払っていないのに服が届く」 ZOZOTOWN「ツケ払い」で滞納に陥る若者たち

BuzzFeed Japan 4/15(土) 11:30配信

人気ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」が昨年11月に始めたサービス「ツケ払い」で、代金を滞納する若者が相次ぎ問題となっている。BuzzFeed Newsは実際に滞納に陥った二人にその実態を聞いた。【BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎】

ZOZOTOWNは通常、クレジットカードや代引き交換、コンビニ決済を用いるが、「ツケ払い」では購入商品の支払いを最長2カ月遅らせる「ツケ」が可能で、入金前に商品が手元に届く。

年齢制限や親の同意の有無を確認するシステムはないために、クレジットカードを持たない若い世代に一気に広まった。その結果、「ツケ」の支払いで「瀕死」「破産しそう」などの声がSNSで溢れ、話題になった。

「消費者金融同様」「風俗への入り口」などの声も出ている。

なぜ彼らは滞納してしまうのか。そこに潜む問題点とは。BuzzFeed Newsは2人の「ツケ払い」滞納経験者に話を聞いた。

上限5万円なら、学生でも普通に支払える。

1人目は19歳の男性。服飾系の専門学校生のAさん。

スタッズが施されたジャケットに柄シャツを合わせた、かなり派手な装いだった。聞けば、ジャケットは学校の課題で作ったものだという。

東京のベッドタウンで実家暮らし。オシャレな姉の影響で中学生くらいから服が好きで、愛読していたのは現在は休刊している「Men's egg」だった。

服に使う金額は毎月3万~5万。一方、居酒屋のバイトで月に6万~8万を稼ぐ。親からお小遣いをもらうことはなく、クレジットカードも持っていない。

11月に「ツケ払い」が開始された後、Twitterの広告で見かけて、すぐに利用するようになった。初めて滞納したのは、1月に購入した服の代金、約4万5000円。

「バイトもしているし、2カ月あれば半分ずつ貯めて、支払えると思っていました」とAさんは話す。

「でも、ツケ払いをしていることを忘れてしまって。その間に飲食代などに使い、必要な額が貯まらなかったんです」

2カ月の「ツケ」期間を何日か過ぎると、「GMO後払い」「GMOペイメントサービス」などの送り主から、SMSとメールで支払い確認のメッセージが届いた。ツケ払いの代金請求は、GMOペイメントサービスが決済代行をしている。

そこには「支払い期限を延長したので、期限内に支払うように」といった内容が記されていたという。その期限が過ぎると、また同じようなメッセージが届く。

Aさんはそれでも、支払いをしなかった。感覚が麻痺していたためだ。

「3通目くらいのメッセージに“法的処置”と書いてあって、怖くなりました。ちょうどバイトの給料日の前だったこともあり、慌ててコンビニで支払いました」

Aさんの滞納期間はおよそ1カ月。代金を支払わないまま欲しい服が手に入ることをどう思ったか聞くと、「買ったという実感はなかった」と答える。

普段、安く抑えられる服は、安く抑えている。H&Mなどのファストファッションの利用率も高い。

「今まではお金がなくて欲しいものを買えないときは、我慢していました。今は欲しさが勝ってしまう。でも、服を着る度に、罪悪感はありました」

「もし家に連絡が来て、家族にバレたらヤバイ」とは思ったそうだ。親に迷惑をかけたくはなかった。

「ツケ払い」に親の同意が必要なことは、初めて使った後に知った。でも、「払うのは自分だし、いいや」と思い、親に伝えないまま使い続けたという。

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最終更新:4/15(土) 11:43

BuzzFeed Japan