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「1円も払っていないのに服が届く」 ZOZOTOWN「ツケ払い」で滞納に陥る若者たち

2017/4/15(土) 11:30配信

BuzzFeed Japan

通販で使うお金はバーチャルな感じ。

2人目は美容系専門学校生のBさん。こちらも19歳の男性。

大きなカバンを揺らしながら、待ち合わせ場所に駆けつけた。落ち着いた色合いのチェックシャツと、明るい茶髪が対照的だ。

一人暮らしでバイトはしているが、稼ぎは月に2万~3万ほど。親から6万円分の仕送りをもらい、生活費や遊興費に充てる。

服に限らず、ネット通販全般が好きで、月に1万~2万を使う。こう話す。

「ネットのお金はバーチャルな感じです。とりあえず買って、ダメならメルカリで売ればいいし」

Bさんは、現在もツケ払い中だ。5月の頭までに支払いが必要なおよそ1万円分の服の支払いがあるという。

初めて滞納したのは、冬物のコートを購入したとき。Bさんへの督促は、メールとハガキだった。

「注文した段階で、ハガキが届きました。滞納し始めてからは、1週間に1回くらいの間隔で、メールと一緒にまたハガキが届いて」

結局、2週間ほど滞納した。「ZOZOを使っている人はたくさんいるし、自分1人がちょっとくらい遅れてもいいかな、と思っていた」という。

そのときは、親にお金を振り込んでもらった。記者が「親に事前に相談しなかったのか」と聞くと、Bさんは親の同意が必要なことを知らなかった。

「利用規約は読んでいなかったです。お決まりの“シュッ”(スマホをスクロールする仕草)ってやって、“ポン”と登録ボタンを押してしまった」

身の回りに「ツケ払い」利用者も多い。「友人の1人は3カ月以上滞納し、督促の電話で“法的処置”という言葉を聞き、慌てて支払っていた」そうだ。

「ツケ払い」の感想をBさんに聞いてみると、次のような返答だった。

「画期的だと思いました。1円も払っていないのに、服が届くって。大人だったら、カードで買うじゃないですか。でも僕はまだ持っていないから、新鮮で」

Bさんからは「ツケ払い」という言葉が軽い印象を与える、という指摘もあった。一方で「借金と言われると、気をつけなきゃいけないと思う」とも。

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最終更新:2017/4/15(土) 11:43
BuzzFeed Japan

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