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ミオヤマザキ、日比谷の空に響く鮮烈なタブー 初の野音ワンマン

4/15(土) 7:10配信

MusicVoice

 【レポート】4人組ロックバンドのミオヤマザキが4月1日に、東京・日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ『重大告白』をおこなった。チケットはソールドアウト。LEDパネルを使用した映像演出と楽曲との融合で、独特の世界観で「メンヘラ」など全18曲を披露した。楽曲「バンドマン」では3人組ユニットのWHITE JAMのメンバー、GASHIMAがサプライズ登場し、攻撃力のあるラップで盛り上げた。終演後には“重大告白”として7月にニューシングル「ノイズ」のリリースと、赤坂BLITZでのワンマン公演、10月にリリースされるニューアルバムに伴う全国ツアーも発表した。

何ができるか見せてやるよ

 この日は4月にしては寒い空気。気温は一ケタ台で午前中は雨も降っていた。午後になり雨は止み曇り空が広がるなか、会場となった日比谷野外大音楽堂には、多くのオーディエンスで埋め尽くされていた。

 ステージ中央の後方に設置されたスクリーンには、カウントダウンが刻まれる。10分毎にお腹に響くような低音がなる。その音を聞くたびにざわつく会場。1分前になると、オーディエンスは立ち上がり、“ミオコール”があちらこちらから聞こえる。10秒を切ると、9、8、7とオーディエンスも声を出しカウントダウン。期待が高まるなかカウントがゼロになりライブの幕は開けた。

 「今日ここで見たことを一生自慢できる1日にします」とコメントがスクリーンに映し出され、SEが流れるなか、taka(Gt)、Shunkichi(Ba)、Hang-Chang(Dr)の3人がステージに登場。定位置に着くと、最後にゆっくりとmio(Vo)がステージに。その姿に大歓声が上がった。

 「たった3千人のライブハウスで歌っているやつに何ができるか見せてやるよ」とmioの言葉から、「正義の歌」を届けた。強烈な歌詞がスクリーンに映し出されるなか、叫びにも似た歌声を響かせていく。そして、mioが「降りていいかな!?」とステージを降り、オーディエンスと近距離で「婚活ハンター」をパフォーマンスした。サビでは早くも回転するタオルで会場が埋め尽くされた。

 続いて、けたたましいShunkichiのスラップ奏法から、Hang-Changの高速2ビートがオーディエンスをヘッドバンギングへ導いた「叫ビ」、そして、mioが「お前らのことだよ!」と投げかけ始まった「ド・エ・ム」と、序盤からアッパーチューンで畳み掛ける。踏んだアクセルは緩めないと言わんばかりに「メンヘラ」に突入。<死にたい>という言葉が野音に響き渡る、ミオヤマザキの世界観ならではの展開に、テンションは上がり続けていく。途中うなだれるように歌うmioの姿は、ただならぬものを感じずにはいられない。

 mioの突き抜けるハイトーンボイスが響き割った「Dawn of the Felines」、サウンドもドメスティックな「DV」とラウドナンバーで聴くものの感情を揺さぶり続けていった。鮮烈な歌詞の内容とは裏腹に、LEDパネルに投影されたお花畑のようなメルヘンな世界観がほっこりとさせた「芸能界」。高ぶった感情を落ち着かせるように歌い上げるmio。歌に包まれるような感覚だ。

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最終更新:4/15(土) 7:10
MusicVoice